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始まり

俺は気がつくとベッドで寝ていた。

「ここは…」

「おっ、やっと起きた。」

声が聞こえた方を見るとそこにはあの2人がいた。

彼岸「お前、足結構焼け爛れてただろ?お前の再生速度があの傷を治しきれなくて倒れたんだよ。」

天「だから僕達が彼岸くんの家に連れてきたんだよ。」

「そうだったんだ…」

「というか、お前ら名前は?なんで武器を持ってたんだ、それにあいつらなんなんだ?あと2人とも能力持ってるの隠してたでしょ。」

俺は山ほどある疑問を2人にぶつけた。


彼岸「おいおいそんな焦るな、まず俺らは桜田家って言う所の育ちだ。その桜田家は昔から数々の新しい能力の持ち主を生み出してきたんだ。そしてその強力な力で外道の暗殺、昔は戦争の奥の手としても使われてたな。それでが悪用されない為に地図にも載ってないような場所で暮らしてたんだ。」


「質問の答えになってないぞ。」


彼岸「まてまてそんなに焦るなって言っただろ?そして今から12年前くらいだな、桜田一族が襲撃されたんだ。あの場所は桜田一族以外知らないはずの場所なんだ。なのに襲撃された…しかも猛者揃いの一族なのに、たった5人を除いて全員殺された。その生き残りの内2人が(ひがん)と天で、襲撃者があいつらだから、生き残りの俺らを血眼になって探してるってわけ。」


「なるほど、というかその生き残りの内3人はどこなんだ?」


「その内2人は関西の方に逃げて暮らしてる。たまに連絡取り合ってるくらいかな〜。で、残り1人がまだ行方不明なんだ。そいつ、関西の奴らから聞いた噂だけど襲撃してきた奴らと1人で戦って撃退したらしいぜ?たった4歳で。バケモンだろ?wそいつの特徴は茶髪で運動神経抜群、2つの能力を持っているがまだどちらも使えない だから、心当たりある奴とかいたら教えてくれ!」


「わかった。あいつらと2人がなんなのかは分かった。そう言えば名前知らないね、俺は流、青田流(あおだながれ)


天・彼岸『青田!?』


「なんでそんな驚いてるの。」

俺はなんでここまで驚いたのかよくわからなかった。すると


彼岸「青田って、あの青田か!?」

天「ねえ、お父さんどんな名前?あと、兄弟の名前とか。」


「うおっ近い近い、親父は青田晴一で兄貴は青田凪だけど…それがどうかしたの?」


彼岸・天『晴一!?凪!?」


彼岸「お前マジで言ってんのか…青田家って言うのは代々桜田家と友好関係で、桜田家と同様にえぐい能力持ちを数々生み出してきた伝説級の一族だぞ。しかも晴一はその当主、凪は青田家の最高傑作とも言われた人物だぞ?お前の家族頭おかしいんじゃねえのか…」


天「もしかしたら流くん、君もあの事件に関係があるかもしれない!実際あの時、青田家と桜田家の当主同士の交流があって、その関係者も同行してた。凪さんはサボってて居なかったって聞いたけど、流くんもしかしてそこに居たかもしれない。」


おいおいまじか…俺ってそんな凄い家系だったんだ…


「まじか…というか2人の名前は?」


彼岸「あ、ワスレテタ…俺は赤畑彼岸(あかばたひがん)


天「僕は黒川天(くろかわあまつ)よろしくね」


「よろしく!っというか、なんで武器持ってたの?普通に銃刀法違h」


彼岸「おぉっとそれ以上は言っちゃダメだ。まぁ桜田家の生き残りは国からも認知されてて、自分の命守る為に一つだけ武器を持っても良いって事になってるんだけど。」


「じゃあ被せて言う必要ないじゃん」


彼岸「あ、たしかに!」


もしかしてこいつ、天然?アホ?まぁいいや。


天「そう言えば僕達能力持ってるのバレちゃったね。」


彼岸「まぁ隠してたつもりないけどなw」


(やっぱもう能力持ちだからって化け物扱いして差別する人は居ないのかな?でもやっぱ怖い。)


「俺、昔から家で親父と兄貴に特訓?修行?みたいなのさせられてたけどそれって青田家だったからなのかな。」


天「多分そうだね、だからあんな身体能力してるんだ。」


彼岸「とりあえず流、お前はあいつらに目付けられたと思うから気抜くなよ。もしかしたら俺ら以外のターゲットになってるかもしれない。」


「マジか、でもそんな外道は返り討ちにしてやるよ。俺は死なない。」


俺はまだ知らなかった、これからとんでもない事に巻き込まれるという事に…

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