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(二)-6

 私は二人のアシスタントと挨拶を交わし、持ってきたスナック菓子を入れた平皿を休憩スペースのテーブルの上に置いた。そして仕事場に入り、奥の夫の近くへ行った。

 夫は、ペンを上唇と鼻の間に挟み、ヘッドレストの付いた、メッシュ生地で幅の広い椅子の背もたれに背中を押し付けて天井を見上げながら、何かを考えているようだった。

「今回の原稿はあがったの?」

 私は声を掛けた。

「ああ、終わったよ。あとは糸井さんが取りに来るだけ」

「あなたも休めば」

「次のネタを考えていたんだ」

 私は「そう」とだけ答えて、夫の仕事部屋を出て自室に戻った。


(続く)

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