表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/31

(三)-5

 私は「離して下さい」と何度も言いながら腕を振って竹浦さんの腕をふりほどこうとした。しかし手首を強く掴まれて離してもらえなかった。

「いいじゃない、いいじゃない。少しだけ。ね、いいでしょう。お茶を飲むだけだからさ~」

 怖かったが、変に語尾を伸ばす話し方が気持ち悪くて少し頭にきた。そのせいか、私はとっさに私は掴まれているのとは反対側の手で、竹浦さんの肩を小突いた。

「止めて下さい! 奥さんに言いつけますよ」

「え~、何、それ。怖~い」

「私のことではなく、三川さんの奥さんとのことです」

「え~、何それ~」


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ