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第1話 はじめまして、トラックです。

唐突に思いついた話を1日でさらっと書いたものです。

あんまり長くする予定はないです。


どうも、はじめまして、トラックです。


別にそういう名前のキャラとかじゃないです。

みなさんのご想像どおり街中を走る車のトラック(・・・・)です。

ちなみに前世では人間をやっておりました。


え?なんでそれがトラックになってるか?だって

今ちょっと忙しいんで少し待ってください。


あ、見つけました。今日のターゲットの女子高生。

僕はこれから彼女をひき殺します。


歩道が青になり彼女が歩きだしました。

トラック(ぼく)に乗ってる運転手さんは当然止ろうとブレーキを踏みます。

ごめんなさい、運転手さん。主導権いただきます。

僕はそのままトラックを走り続けさせます。

「えっちょっどうなってっ!」

運転手さんは当然あせりますが、そんなことはおかまいなしです。

どんどんスピードをあげます。

あと5秒・3・2・1!


ドンという鈍い音と共に女子高生は飛ばされます。

キャーーーーーーーーーという甲高い悲鳴が響きわたります。

彼女の友だちらしき子が必死に彼女の名前らしきものを呼んで泣き叫んでいます。

運転手さんはとにかく絶望しています。まあ当然です。女子高生をひいてしまい、もしかしたら殺してしまったのかもしれないのですから。


でも大丈夫です。みんなみんなすぐに忘れます。

ほら、来ました。・・・3・2・1!

パチンという指を鳴らす音が聞こえました。

それで街は元通り。へこんでいたトラック(・・・・)も、悲鳴をあげていたがや(・・)も、泣き叫んでいた友だち(・・・)も、絶望していた運転手さん(・・・・・)も、みんなみんな何事もなかったように、まるで交通事故など初めから(・・・・)起きていない(・・・・・・)かのように(・・・・・)・・・



改めまして、トラックです。

人をひき殺すの(・・・・・・・)が僕の仕事(・・)です。



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