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大怪獣 V ガイグ  作者: 維己起邦
16/18

VS

 ガイグとザイドは文京区向丘付近で

向かい合った。

 ガイグがザイドへレーザーを。

 道路が、街が溶岩の池に変わる。

 ザイドの肉が。

 顔面がはじける。

 ザイドもレーザーを。

 建物が溶け崩れる。

 ガイグの胸が不気味な色の

血に染まる。

 二頭は距離を詰める。

 ガイグはザイドの左へ回り込もうと。

 ザイドがレーザーを。

 ガイグを直撃。

 ガイグをそれたレーザーの一部は

後楽園付近を火の海に。

 ガイグもレーザーを。

 日暮里駅から上野駅にかけて

溶岩の帯が広がる。

 日暮里から下谷、入谷、浅草にかけての町並が、

人々がレーザーの流れ弾により。

 溶岩の帯が数を増す。

 それは白く煮えたぎり-----

遠くは隅田川を越え

墨田区、江戸川区、葛飾区にまで点々と。

 「そんな」

 首相が自衛隊の偵察ヘリから

送られてくる映像に。

 すでに仮設テントの指揮所に

移動を終えている。

 「奴ら。東京全てを

火の海にするつもりか」枠未大臣。

 戦闘機が対艦ミサイルを撃ち込むが

全く効果がないようだ。

 ガイグはザイドの首を狙って。

 レーザーを。

 牙を立てようとザイドへ。

 ザイドはそれを嫌って。

 しかしガイグの牙が

ザイドの首をとらえた。

 ザイドはガイグを振りほどこうと

首を大きく振った。

 ガイグがザイドの首の肉ごと

振り飛ばされる。

 それへ向けザイドがレーザーを。

 ザイドがガイグへ突進。

 起き上がろうとするガイグの首へ

逆にかみついた。

 ガイグは振りほどこうとザイドを。

 ザイドも飛ばされる。

 〇〇寺を踏み潰しながら。

 ガイグのレーザーがザイドへ。

 ザイドもレーザーを。

 ザイドがガイグへ。

 腕へ牙を。

 ガイグもザイドへ牙を立てる。

 ザイドは振りほどくように離れ

レーザーを。

 蔵前から両国へ。

 二頭はもつれるように。

 ガイグはザイドへレーザーを。

 ザイドは既に鮮血に。

 出血が激しい。

 ガイグにしろ血まみれ。

 ザイドはうつろな目で。

 ガイグへレーザーを。

 ガイグの牙がザイドの首へ。

 振りほどく。

 しかしやっとという感じ。

 ガイグは秋葉原へ。

 駅を押し潰しながら落下。

 ザイドが距離を詰める。

 ガイグがレーザーを。

 秋葉原が溶岩の海に

飲み込まれる。

 ザイドはもう。

 ガイグのレーザーが直撃。

 頭部の、首の肉がはじけ

血が大量に飛散する。

 ガイグはザイドを押し倒した。

 首へ牙を。

 首の肉を引き千切る。

 血が止めどなくあふれ出る。

 ザイドはもう動けない。

 ガイグはさらにレーザーを。

 牙を立てる。

 ザイドは-----。

 ガイグは勝ち誇ったかのように

咆哮をあげた。

 自衛隊も、政府もなすすべもなかった。

 ガイグはザイドの死骸を

引きずるように地下へ。

 地震計によると

東京湾方向から太平洋へ入ったらしい。




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