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拙い文章でスミマセン。
過去を思い出しながら書いているので中々進みません〜。
母の異変に気がついたのは、クリスマスイブの夕食の席だった。
当時、腰痛を患っていた私は小学生の息子と二人で実家に身を寄せており、両親、兄、妹、私と息子の6人で生活していた。他にも姉、弟がいたが、それぞれ独立して生活していた。
その夕食のテーブルで、父の隣に座っている母の前にクリスマスケーキや寿司を取り分けて置いた私に、恐る恐る母はこう言った。
「これ、わたしのですか?」
違和感が私の頭をかけ巡る。こんな他人行儀な母は、出先でしか見たことない。
「そうだよ?」
と一応返事をすると
「ありがとうございます、いただきます」
母は私に向かってお辞儀をし、目の前の寿司を食べ始めた。
「ちょっと…変じゃない??」
父や兄に目配せしても
「はぁ?どこがよ?」
とあまり興味が無い様子だったけど、何か変だと思った私は、その晩遅くに弟へ電話し、病院へ連れて行って貰う事にしたのだった。
我が家では、何となく男尊女卑、働かざるモノ食うべからず…的な考えがあって、主婦をしている母や私は家族のヒエラルキーでは底辺の存在になる。体調不良を口にすれば決まって
「ただ家に居るくせに」
と言われる。
だから、クリスマスの夜、父や兄は本気にしなかったのだが、弟は話を聞いてくれ、翌日仕事を休んで大きな街の病院へ母を連れて行ってくれた。CTや、様々な検査の結果をひたすら待ち、医師に呼ばれた私達姉弟に
「何でもっと早く連れて来なかったの!!」
と開口一番、先生は怒ったのだった。
頭部のCT写真を見せられながら、広範囲で白くなっている母の脳について説明を受ける。
結果、脳梗塞。緊急入院となった。
後で知ったのだが、脳梗塞も早期発見早期治療でだいぶ後遺症に差が出るとか。
家族に連絡すると、兄は
「マジかよ…まったく…疫病神だな」
と悪態をついて電話をきり、姉は
「後で病院行く」
との事だった。
時々、この兄の毒舌が私を追い詰め、後に私の暗黒時代を形成するのである。