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正義の名の下に

マニュラ「マニュラ・ジャスティス。以上よ。」

昨日の歓迎会に参加した者は主催者の人間性を疑った。

カイス「確かあの子12よね…」

ウルはコクリと頷いた。

カイは納得していた。

カイ「あの変態がいかにもやりそうな事だな…」

しかし何故そんなに急ぐのか。

カイには理解できなかった。

一方カインはなんだかピリピリしていた。

カイン「只のガキな訳ないな…」

それは当然だが何故だか警戒せざるをえなかった。


?「あ!!」

一人が何かに気付いたかのように大声を出す。


ウル「何?ディラ?」

ディラ「こいつジョーカーの娘だ!」



辺りが静まる。

「は?」

と大半の団員は言った。


ディラ「だって昨日見たもん!班長と団長とカイスで集会してるの!」


ウルとカイスは同時に立ち上がる。

カイは少し目を見開いた。


マニュラ「ええ。それが何?」

ディラ「それが何って…」

マニュラ「理由も無しに話し掛けないで。」

マニュラはこの場に居る大半の人間を敵に回した。


ディラ「口悪いね!」

ハリス「ガキの癖によ…」

人間共は武器を持つ。


カイン「おい、やめ」

マニュラ「その口一生開かないで。」

マニュラは武器を持った奴ら全員の首を突如現れたチェンソーで斬った。


カイスの目が変わる。

カイス「あなた何しに来たの?」

マニュラ「人口調整よ。」

マニュラは信じられない言葉を口にした。


マニュラは仁王立ちし語り出した。

マニュラ「貴方たちは何しに来たの?

元々自衛団というのは世界の生物バランスを整える為の組織なのよ?

自衛団に入れば殺されないとか思ってるよね?

人間風情のくせにさぁ。

今ここでバランスを整えても自衛団の仕事なのよ?

分かる?」


団員は身震いした。

マニュラ「私たちは正義よ。

裏切り者は悪よ。

悪は裁く。簡単よね?

私は最近怠けている自衛団のパワーバランスを整える為に父様からこの仕事を頂いたわ。

だから父様の言う通り試験を行う。

内容は簡単。私から生き延びなさい。

私は10%の力しかださないわ。

簡単でしょ?」


カイス「ふざけてるわ。」

マニュラ「それとカイ・ラギィオン。」

カイ「…」

カイは黙ってマニュラを見た。


マニュラ「貴方はこれから団員に格下げよ。」

カイス、カイン「はぁ!?」

カイ「とりあえず理由を聞いてもいいか?」

マニュラ「父様からの命令。

あと、私が今殺した分負担してもらう為よ。

貴方の代わりは私がやるわ。」


カイ「了解。」

カイス「いいの!?」

カイ「ああ。俺には何一つ問題ない。」

マニュラ「決まりね。

じゃあよろしくねクズ共。

これから貴方たちが本当に自衛団に相応しいか本当のテストを始めるわ。

精々生き延びなさい。」

マニュラは言いたい事だけ言って立ち去った。


グロン「上等だ…

あのガキに地獄を見せてやるぜ!」

人間達は燃え上がった。


カイン「それ死亡フラグだって…」

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