オープニング
ども。
裏切りエイデルです。
この小説は僕の妄想だけで構成しています。
小説投稿は初めてですが、よろしくお願いします。
暖かい目で見守ってくれると幸いです。
アドバイス、批判は常時受付中です。
青年「志望理由は?」
?「募集のページを偶然雑誌で見ました。
世界の平和を守るなんて素晴らしいと私は思います。
そんな自衛団に憧れて志望しました。」
青年「自衛団の仕事分かるかい?」
?「ええ。
主にイーストエリアの食物連鎖を正常にする為の
戦闘がメインでしょ?」
青年「なら何故女なんだ…」
?「推薦状ならあるわよ。」
青年「推薦状…?」
青年はあまり期待せずに推薦状を開いた。
青年「カイさんの推薦状…?」
?「ええ。あなたも良くご存知だろうと思うけど
問題児として有名なカイの推薦状よ。」
青年の前に立つのは美女。
スタイルは非常に良い。
戦うと考えるとなんだか戦場に出しにくい。
数時間後…
教官「それでは!最終試験を始める!
内容は簡単。試験官を全力で殺せ。
以上。始め!」
受験者が一斉に奮闘する。
最終試験は戦闘を主とする自衛団にとって大事な試験であり、
言うまでもなく最大の難関である。
試験官を殺したら即合格にはなる。
ただ殺せたらの話。
受験者「いやぁぁぁぁぁ!」
受験者は全員筆者になって試験官に襲い掛かる。
だが、そう簡単にはいかない。
試験官は受験者のナイフの斬撃をまるで最初から知っていたかのように避ける。
試験官「動きがワンパターン。
マイナス10点。」
受験者「くそぉぉぉぉ!当たれよぉぉぉぉ!」
だが一組だけ空気の違うペアがあった。
?「来ないの?」
試験官「それはこっちのセリフなんだが…
互いに攻撃せず向かい合ってるだけのペアがあった。
?「だって私は攻撃できないもの。」
「危ない!!」
後ろから叫び声が聴こえた。
遅かった。
巨大な火の玉は女に向かい一直線に飛んで行き
既に手遅れだった。
?「けど運が向いてきたみたいね。」
試験官の表情が変わる。
試験官「あなたは何者ですか?」
?「そうね…
私の名は礎 封華。
あなたの人生はこれで幕引きよ。」
試験官は悲鳴を上げる間もなく消し炭になった。
数分後…
試験官「それでは!結果発表といこうか。
合格者3名。
デイークハルト・ゼロ。
アルミナ・カイン。
カイス・ラギィオン。
以上。」
ウル「担当のウルだ。よろしく。」
ウルと名乗る人間は丁寧にお辞儀をした。
ウル「じゃあ後よろしく。」
ゼロ「おい待てよ。何か説明は無いのか?」
ウルは立ち止まりしばらく考える仕草を見せる。
ウル「うん。無いね。」
ゼロ「なっ…」
ウルは普通にその場を去ってしまった。
ゼロ「どうしろと…」
カイス「…」
カイン「…寝るかな。」
なんとカインはその場に寝転んだ。
ゼロ「はぁ?」
カイン「だって眠たいんだ。
何か文句あるか?」
カイス「私も寝るわ。」
ゼロ「だからお前らのその柔軟性って…」
気がついた時にはカイスの前にベッドがあった。
ゼロ「え!?」
カイス「おやすみ。」
カイン「ああ。」
二人はいきなり寝た。
ゼロ「ベッドどこで拾ったのかな…」
ゼロはあまり寝れなかった。
翌朝…
ウル「ただいま〜」
ウルは昨日と同じ場所に戻った。
そこには見覚えのある人物が二人。
ウル「残ったのは二人か。
うん。上出来だね。」
カイス「多分そうだろうと思っていたけどやはりね。」
カイン「あぁ…なる程。
通りで化物が多いと思った。」
ウル「話が早くて助かるよ。
そういう事で。入団おめでとう!」
カイン「パーティはいつ?」
ウル「え…そんな話してないよ。」
カイス「私、本部に用があるんだけど。」
ウル「本部に?じゃあ今から行くかい?」
カイスはコクコクと頷いた。
カイン「いつから配属なんだ?」
ウル「そうだったね。配属は明後日からさ。」
カイン「じゃあここに明後日に同じ時間でいいか?」
ウル「うん。君がよければ。」
カイン「んじゃあ帰るわ。眠いし。」
カインはだるそうに左手を振った。
カイス「本部ってどこなの?」
ウル「ちょっと待ってたらすぐだよ〜」
ウルはカイスの手を握る。
カイス「何するの?」
ウル「着いたよ〜」
カイスが気付いた時には目の前の光景は全く違う光景へと変貌していた。
カイス「あなた…まさか…」
ウル「僕はただのマジシャンさ。」
ウルはにっこりした。
カイス「それ程の力を持ちながら幹部ね…」
ウル「うん。凄いんだよ。僕の上の人は。
…というかなんで知ってるの?」
カイス「その内わかるわ。」
それは大きな城だった。
カイス「本当にただの城ね…」
ウル「否定しないよ。上部は変態しか居ないしね。」
カイス「(違う意味ではあなたも充分変態なんだけど…)」
ウルが城の正面を堂々と開ける。
カイス「警備とか要らないの?」
ウル「うん。皆さん強いから。」
カイス「変態ばかりなだけはあるわね…」
ウル「ただいま〜
新人来たよ〜」
そう言った途端
?「女?」
?「珍しいというか」
?「イカサマしてないよな?」
?「イカサマしてまで入りたい奴なんて居ねえよ」
?「はげどぅぅぅ」
?「とりあえず」
「弱い奴はいらん!」
カイス「乱暴な人達…」
?「止めろ。」
ざわめきがピタリと止む。
?「ほぅ…どういうことだ?」
?「副団長直々にね…」
?「どういう風の吹きまわしッスカ副団長!?」
ウル「確かに。どうかしたのか?カイ?」
カイ「何って…」
「……え?」
ざわめいた奴らがさらにざわめく。
?「副団長どうした?病気か?」
一人が姿を表す。
青と白の綺麗な服に黒髪にグラサンと鎌。
カイ「いや…」
カイという者が現れる。
赤と白の色違いの服に金髪ロングに鎖付きの銃…いや剣だった。
ウル「どうしたの?君らしくない。」
カイ「いや、だからさ…」
カイス「私がカイの妻。カイスよ。」
「…………妻?」