第1章 分からない
次の日の朝、今日は下の兄弟よりも早く目が覚めた。
昨日のモヤモヤはなくなっていた、そう考えているところに兄弟2人とも起きてきた、
「にいちゃん先出るなー、鍵しめてでろよー」
「はーーい」
「あいあいさーー」
と二人の声を聞き学校に向かう
(今日から授業かー)
などと考えていたら学校についていた、早めだったからだろうか教室には誰もいなかった。
「早くきすぎたな」
とぼそっと呟くと扉が開く音がする。
ガラガラガラ
「あら」
入ってきたのは法華津だった。
「京川くんよね、おはよ! 今日は早いのね」
「あ、うん、おはよう」
その言葉を聞くと法華津は自分のせきに座り読書を始めた
(え、なんで俺の名前わかるんだ?接点なんてないのに)
とか思いつつ俺もカバンから小説を取り出し読み始める、しばらくすると教室は人で溢れかえっていた。
「おはーー、どしたん? 顔暗いぞ?」
「あ、一平か 少し考え事をな」
などと話していると
ガラガラガラ
「席につけーー ホームルーム始めるぞー」
と担任が話をしたりしているが、俺の頭の中は朝の法華津のことでいっぱいなのだ
(なんで俺の名前を知っているんだろうか……)
(俺が名前を言ったのはクラスの自己紹介のときだけなのに、しかも自分で言うのもなんだが暗めで目立たない)
などと考えていた、時は進み昼休み
「祐希ーー パン買ってきたし飯食べよ!!」
「ああ、そうだな」
「そういえば法華津さんまだ男の誰とも連絡先交換してないらしいぜ、ほんと硬いよなーー」
「ウッ ゲッホ」
「何つまらしてんだよ、ほんと今日のお前どした?」
「なんもねーよ」
朝の出来事は、話さなっかった、面倒が起こる気がしたからだ。
「てか祐希は部活決めたか?」
「俺は、帰宅部かな」
「お前忘れたのか? この学校、部活は全員強制だぞ?」
「まじかよ、聞いてなっかたわ」
「お前な〜 で どうすんの?」
どうするか幽霊部員でも大丈夫そうな部活がいいかな。
「確か文芸部とかあったよな?」
「あったな」
「じゃあそこだな」
「お前それ最初だけしか行かないやつ!」
「ノーコメント」
「まあいいじゃねーの?」
放課後
今俺は校舎4階のはじの文芸部の教室前にいる。
ガラガラガラ
「失礼します」
と一言言って教室の中に入ったはずなのだ
「こんにちは京川くん」
そこには法華津がいた