歴史に残る戦いへと
落ちていた紙切れのおかげによって魔王城に入る事が出来たパル達は魔王城の中を進んで行った。通路は薄暗く視界は近くしか見えなくなるほど悪くなっていた。通路を歩いているとツクレードが壁に触れてしまった。その時ふいに何かのボタンのようなものを押してしまった。急にボタンのようなものに触れてしまったツクレードは周りを警戒していた。ボタンが押されて魔王城に張り巡らされていた罠の一つが発動してしまっていた。通路の天井から矢がパル達に向けて降り注いできた。ツクレードとオルドラは天井から降り注いでくる矢の対応をすることに必死になっていた。パルはリメリアを安全な場所に移動させていた。その様子を見てツクレードとオルドラはその後を追いながらさらに奥へと進んで行った。進んでいると次から次と魔王城の仕掛けや罠がパル達を襲ってくる。その罠や仕掛けを一つ一つ潜り抜け魔王ゼルスを探し続けた。
一方その頃、パル達を監視していたカオス教の集団はパル達が入って行った魔王城にパル達が気づかない距離を保ちながら魔王城に入っていった。魔王城の扉はパル達が開けたそのままになっていて魔王城のトラップをものともせずに進んで行った。魔王を探していたパル達はさらに魔王を探す為に魔王城の奥へと進むと魔王城の玉座の間に辿り着いた。その時魔王ゼルスは奥の部屋で四人組と話していたが見張りからパル達がこの城にやってきたという情報を受け取っていた。魔王ゼルスはパル達を待ち受ける為に手前の部屋へと移動した。魔王ゼルスは戦いの準備がもう出来ていた。
玉座の間に辿り着いたパル達は玉座の間にいるはずの魔王ゼルスの姿が見えなかったことに『魔王は何処に行った?』と考えたがそれよりも魔王ゼルスの痕跡を探す為に玉座の間を探し始めた。数分後・・・・・・玉座の間を探していたオルドラが玉座の後ろを手で触れて探しているとボタンのようなものを見つけた。そのボタンを見つけたオルドラがパル達を呼んだ。パル達は玉座に集まると不自然に玉座の後ろにあるボタンを押してみた。すると玉座が動き出して下に行く階段が現れた。パル達は現れた階段を降りて行くと一本道が続いていた。その一本道をパル達は進んでいった。その一本道を進んでいると暗黒のオーラがさらに強くなっているのか冷気が強く漂っていた。さらに進んでいると奥から物体の影が見えた、その影に向かって行ったパル達は広すぎる部屋に辿り着いた。その部屋にいたのは・・・・・・