教祖が思い出した事
王都アナタリアにいたベリオレットの元にはパル達を監視しているカオス教の集団から様々な情報が届いてきていた。その情報を一つ一つ見ているとふとパルの顔に似た人間の事を思いだした。そのあの時のパレットという人間の顔に似ている!!ベリオレットはその事に気づいたがまだ確信が無いベリオレットは城の人間や王都アナタリアの人間に気づかれないように王都アナタリアを密かに離れて何人かを連れてカオス教の拠点へと向かった。ベリオレットと一緒にカオス教の拠点へと向かったのはメグリアットとトクリットとジュレイドとフェアリー族のタタンの四人だった。ベリオレットはその四人と数日をかけてカオス教の拠点へと辿り着いた。
拠点へと辿り着いたベリオレットは連れていた四人をその場所に残して拠点にある書物が置かれている場所へと向かった。拠点の入口から書物が置かれている場所まで急ぐ足音が聞こえ続けた。しばらくして書物が置かれている部屋に着いて中に入るとその部屋に置かれている書物を一つ一つ探して目的の書物を探していく。ベリオレットが入って探し続けてしばらくして目的の書物を見つけ出した。その書物を手に取って中に書いてある文章を見ると「やっぱりそうだったのか!!」と声をあげた。
一方その頃、ベリオレット一緒にカオス教の拠点に戻ってきたメグリアットとトクリットとジュレイドとタタンの四人は突然ベリオレットが一人でどこかに向かって行くのを只驚きながらも立ち止まっていた。四人はベリオレットが戻って来るまでその場で待ち続けた。ベリオレットはその書物を読んだ後にその書物があった部屋を出ると連れてきた四人の元へと戻った。四人の元に戻ったベリオレットは四人に「ここに留まっておくように」と指示をして一人王都アナタリアに戻る事にした。拠点に残された四人はベリオレットに何か考えがあるのだろうと考えつつもその時に備えて拠点でベリオレットの次の指示があるまで留まる事にした。ベリオレットが王都アナタリアに戻っている間にある出来事が起こっていた。
王都アナタリアに帰って来たベリオレットはアルカット神殿に急いで指示を出した。だが指示がアルカット神殿に届くまでにある出来事が起こってしまっていた。ベリオレットがその事を知る事になるのはもう少し後になってからだった。