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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
世界を暗黒のオーラに包まれた世界
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影の天秤

 特異な能力を持っている人間達の集落でパレットとサタスンは過ごしていた。そんな時長老から二人が呼び出された。二人は何があったのかと急いで長老の家へと向かった。長老の家に着くと長老がちょうど出てきて二人の姿を見るとそのままパレットとサタスンをある場所へと連れて行った。何処に行くのかと考えながらもパレットさえもわかっていない顔をしていた。パレットとサタスンが連れて行かれた場所は不思議な空間だった。体の動きが重く感じて長時間いる事が出来ないような感覚に陥っていた。長老はこの不思議な空間である事を話しだした。長老の話ではこの不思議な空間の場所はこの集落に伝えられている術の修行場であるという事だった。長老はサタスンに「この集落に伝わる術を覚えたいか?」と真剣な目で聞いてきた。サタスンは間髪いれずに「覚えたい」と言った。その言葉を聞いた長老は術を教える為に全力を出す準備をした。サタスンも修行を受ける準備をした。お互いの準備が終わるとそこから長老とサタスンの修行が始まった。修行は熾烈なもので長時間にわたって行われた。この不思議な空間での修行は体力の消耗が激しかったがパレットがサタスンの体力が持つように回復させる事でサポートしていた。長い修行の末にサタスンは集落に伝わる術を習得する事に成功した。習得に成功したサタスンは体力と気力の回復の為にしばらく集落でゆっくりとする事にした。

 サタスンは集落に伝えられている術を習得してゆっくりと過ごしていた。その時間がずっと続くと思っていたサタスンは長老から急遽呼び出された。また長老に呼び出されたサタスンは長老の家に着くとパレットも呼び出されていた。中に入ると長老からある情報が伝えられた。その情報とはパレットを連れて行ったフードを被った集団が王都アナタリアという場所で何かを起こそうとしている事を知らされた。長老からその王都アナタリアに向かってフードを被った集団がどんな事をするのかを調べて悪事を止めてほしいと言われた。サタスンとパレットはフードを被った集団に顔がばれないようにフードを被って王都アナタリアに向かう事にした。後にこの二人が作った集団を影の天秤と呼ばれた。

 パレット達が向かおうと長老の家を出た後、長老の家に会話を聞いていた集団が入ってきた。長老はその集団に二人をサポートするように指示を出した。集団は二人をサポートする為にパレットとサタスンの後を追った。集落の集団はパレット達の後を追って王都アナタリアに辿り着いた。王都アナタリアに着いた集団はこの場所に来ているはずのパレット達を探した。そして二人を見つけて会うと長老から言われた事をパレット達に伝えた。パレットとサタスンは集落の人間と共に行動する為にこの集団の事を影の天秤と名付けた。影の天秤は王都アナタリアでフードを被った集団がどんな悪事をするのかを調査する事にした。だが調査をしてもそれらしい情報は入ってこなかった。影の天秤に入ってくる情報は前の王様が亡くなって新しい王様が就いたという情報だけだった。影の天秤はさらに情報を掴む為に王都アナタリアでしばらく過ごす事にした。だが影の天秤の人間はもうこの時にはフードを被った集団が行動を起こしていた事に気づいていなかった。


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