冒険者との修行
王都アナタリアの近くの町で少年が日々有名になる為に剣の修行に明け暮れていた。その町はいろんな冒険者がやってくる。少年はやって来る冒険者に頼み込んで剣の修行をしてもらっていた。冒険者達に修行をつけてもらって強くなったと思って強がっていた。そんな考えを覆すような出来事が起こった。その日も冒険者を探していた少年は見つけた冒険者に修行をつけて貰おうと思い頼み込んだ。だがその冒険者は少年の願いを断った。強くなったと思い込んでいる少年はその冒険者に戦いを挑んだ。少年は勝つだろうと思っていたが冒険者は少年の攻撃を受け流し少年が諦めるまで相手をし続けた。少年は全く勝てなかった。冒険者は少年の動きを見て何かを感じて少年に修行をつけることにした。
ツクレードは歯が立たなかった冒険者に剣の修行をつけて貰える事になった。その冒険者はメリエルという名前だった。メリエルはツクレードの動きを見て何かを感じて修行をつけていた。ツクレードはメリエルの修行で言われた事を一つ一つ身に付けていた。メリエルの指導は的確でツクレードの剣の腕はメキメキと上がっていた。その修行は数年の間続いた。数年でツクレードの剣の腕前は他の町まで聞こえるほどになっていた。そんな時、メリエルからツクレードに最後の修行があると告げられて修行の場所へと向かったツクレードは修行の場所に辿り着いた。
そこにはメリエルが只ならないオーラを放っていた。ツクレードはメリエルのオーラの凄さに最後の修行の大変さが伝わってくる。メリエルと対峙して攻撃をする隙が全く見えないそんな空気がメリエルから溢れていた。ツクレードは隙の見えない中メリエルに攻撃を仕掛けた。メリエルにはツクレードの動きがすべてわかっていた。メリエルは少しの動きでツクレードの攻撃を躱し続けた。ツクレードはこれまでの修行で学んだ事を使いながらメリエルの隙を探し続けた。ツクレードは中々隙を見せないメリエルにわざと隙を見せた。メリエルはその隙をついて攻撃をしてきた。ツクレードはメリエルが攻撃をしてきたその一瞬を見逃さずに攻撃をした。メリエルはその時騙されたと気づいたが間に合わなかった。ツクレードの攻撃はメリエルに当たり最後の修行が終わった。メリエルの最終試練にツクレードは合格した。メリエルは自分が教えられることは全て教えたと言ってツクレードに別れを言ってその場所を去っていった。
メリエルの最終試練を乗り越えたツクレードはさらに自分自身で修行を重ねツクレードの名は王都アナタリアまで聞こえるまでになっていった。王都アナタリアからぜひとも兵士として迎えたいと再三にわたり連絡がきていた。ツクレードは再三の連絡に負けて王都アナタリアに向かって歩きだした。