表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
世界を暗黒のオーラに包まれた世界
56/383

魔力の強い子供

 魔王ゼルスの暗黒のオーラが世界を包んで数十年の間に王都アナタリアにはある人間が生まれていた。その人間が子供になった時、身近な人間にはその子供の魔法と術の能力が子供にしては高い事が知られ始めていた。身近にいた人間は子供の能力が高い事を誰かに知られたくないような素振りで隠そうとしていた。能力の高い子供はその後もその能力を知られないまま大人の人間に成長していった。その人間の名前はリメリアといった。

 リメリアの魔力は日々増大し抑え込む事をしていないと体の中を暴走するほどになっていた。大人になったリメリアはそれまで身近な人間が何とか隠し続けていた事が出来なくなり魔力と術の能力が高いという事が知られ始めた。リメリアはその事を聞かされると暴走しそうなこの能力を抑える為に噂になっていた王都アナタリアにある魔法屋へと行く事にした。その魔法屋には魔力をコントロールする事が出来る人間がいるということだった。リメリアはその人間に頼る事にした。リメリアは魔法屋に着くと魔法屋の扉を開けて中にいる人間に話しかけた。

 そこにいた人間はリメリアを見てその体から溢れていた魔力の凄さに驚いて魔法屋の奥にいる人間に報告しにいった。奥の部屋にいる人間の声が聞こえていたが気にせずに待っていたリメリアの元に奥の部屋から報告しに行った人間と如何にも凄そうなオーラを持つ人間が現れた。オーラを持つ人間はリメリアを見て暴走しそうになっている魔力がその人間に悪影響になっているのを見抜くとすぐに奥の部屋に来るように言って奥の部屋に戻って行った。リメリアはオーラを持った人間の言葉通りに奥の部屋に行った。リメリアが奥の部屋に入ると奥の部屋は何かの儀式が出来るようになっていた。オーラを持った人間はリメリアが部屋にやって来るとリメリアに話を聞いてきた。リメリアは今までの事を話すとオーラを持った人間は儀式を行う準備をし始めた。

 リメリアはこのオーラを持った人間が魔力をコントロールする事が出来る人間なのか?少し気になっていた。儀式を行う準備をしている人間を呼んできた人間がリメリアの方に向かってきたので話を聞いてみた。すると儀式を行う準備をしている人間について分かった事があった。名前はメリコット=マリルといって魔力をコントロールする事が出来る人間だという事もわかった。儀式の準備が終わりマリルはリメリアを呼んだ。リメリアが呼ばれていくとマリルは儀式を始め出した。儀式が始まるとマリルは術の詠唱を始めた。マリルの詠唱している言葉はリメリアにはわからなかったが詠唱はそれから数時間続いた。マリルが詠唱していると周りに術の効果なのか詠唱に合わせて魔法陣が現れた。魔法陣が現れるとマリルが顔の向きでリメリアを魔法陣の中に入るように指示をした。リメリアはマリルの指示通り魔法陣の中心に入っていった。リメリアが魔法陣の中心に入るとマリルは術の詠唱を早めて術を完成させていく。術の詠唱を加速してから少しして術の詠唱は終わり術が完成した。術の完成とともにリメリアを光が包んでいった。しばらくしてリメリアを包んでいた光が消えていくとリメリアの体の中で暴走し始めていた魔力はコントロールと取り戻してリメリアの体の中で納まっていった。魔力抑制の儀式が終わってマリルは体力を使いすぎたのかくたくたになっていた。リメリアは儀式が終わるとマリルの方に近づいた。

 リメリアはくたくたになっているマリルを開いている部屋に連れて行った。部屋で横になったマリルからリメリアに「魔法屋で働いてみないか?」言った。リメリアはその言葉に一瞬ためらったがマリルは言葉を続けた。「リメリアの魔力はコントロール出来るようになったが完全なものではなくちょっとした事でまたコントロール出来なくなることがある。それを防ぐ為にこの魔法屋で様子を見たい」と言ってきた。リメリアはそこまで聞くと魔法屋で働くことに決めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ