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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
ゼルスとカオス教
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死を偽装する術

 神殿の外で待っていたゼルスとタリスタは戻って来ないサタスンをひたすら待っていたがしばらくしてサタスンの死を感じ取り神殿の片隅にサタスンの墓標を建てた。墓標を建て終わった後、ゼルスの体の中からのオーラが漆黒から暗黒に変わっているのを感じとれた。一緒にいたタリスタもゼルスのオーラの変化には気づいていたが後ろ姿でも判るくらいのオーラが強く出ていて近寄らずに少し離れてついて行く事しか出来なかった。ゼルスとタリスタは今の魔王にこの状況を報告する為に魔王城に帰る事にした。

 ゼルス達がアルカット神殿から去った後、サタスンがフードを被った集団に操られた魔物によって謎の部屋に閉じ込められていたアルカット神殿に集落の集団が向かっていた。集落の人間はメイロー樹海から不思議な感覚があった建物まで戻ってきた。あの時は人が集まっていたがなぜか集まっていた人間は何処かに行ったようで誰もいなかった。よくその建物見ると神殿で集落の人間はその神殿の中へと入って行った。複雑になっている通路を進み奥へ向かうと祭壇がある部屋に辿り着いた。その部屋には何者かが戦った跡があった。集落の人間はその跡を怪しく思ってその部屋をくまなく探索すると祭壇の床におかしな場所を見つけた。祭壇の下の床に引っかかる場所があってその場所に手を入れて持ち上げると地下へと続く階段が見つかった。集落の集団はその見つけた階段を降りて行くと奥に進む通路があった。その通路をさらに進むと部屋らしき場所があってその中へと入った。中に入った集団は部屋の中で二人の人間が倒れているのを発見した。見つけた二人は動きが無く無反応だった。気になって二人の顔を見るとひとりはパレットだった。もう一人は見た事の無い顔だった。反応が無いパレットと名前のわからない人間を見て集落の人間はある術を施した。術を施した二人は息を吹き返した。集落の人間はひとまず安堵したが二人は体力が落ちていた。種落の人間は二人を神殿の外に運び出した。そしてその場所に残った集落の人間はパレット達を閉じ込めた人間が戻って来ても不思議に思わないように分身を作る術の詠唱を始めた。詠唱は少しかかってその場所に二人の分身が出来上がり死の偽装を試みた。死の偽装が終わると集落の人間はパレット達を連れて集落へと戻る事にした。


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