劣勢の中で
ゼルス達がアルカット神殿でフードを被った集団の叫び声を聞いていた頃、集落の集団達はエリザレス山脈を越えてメイロー樹海に辿り着いていた。メイロー樹海を歩き回り情報にあった洞窟を見つける事に成功した。集落の人間が洞窟の中に入るとそこには人がいた形跡があった。集落の人間は周りをくまなく調べて手紙らしき物を見つけて手紙の内容を確認した。その見つけた手紙の内容を見た集落の人間はここにパレットがいた事は間違いなさそうだった。だがそこにはパレットはいなかった。何処かに連れて行かれたかと思うがその場所がわからなくなった。その洞窟の中で悩んでいた集落の人間は来るまでに見た人が集まっていて不思議な感覚になった建物の事を思い出した。集落の人間は手紙をその場に残してメイロー樹海の洞窟を出てあの建物があった場所まで戻る事にした。
場面はアルカット神殿に戻ってゼルス達は混沌と絶望を世界にもたらせと叫ぶ集団の中に突っ込んでいた。集団は突然現れた三人に一瞬驚きの表情を示したがすぐさま操っている魔物の集団に対して突っ込んできた三人を攻撃するように指示を出していった。魔物の集団は三人に攻撃を始めた。魔物の集団は操られているので普段以上の力が出ていて時間が経つにつれて三人の力だけでは勝てる可能性が低くなって圧倒的に劣勢になっていた。魔物に囲まれた三人はフードを被った集団が視界に見えなくなって追い詰められて魔物の攻撃を少しずつ受けていった。サタスンはこの状況にまずいと思ったのかゼルスとタリスタに逃げるように指示をした。だがゼルスとタリスタはその指示を拒否し続けたがサタスンが大声で「お前達だけでも逃げのびろ」と叫び何かの術の詠唱を始めた。状況がさらに悪くなっていく中サタスンが詠唱していた術が完成したのか術の効果が発動した。するとゼルスとタリスタは神殿の外まで飛ばされた。神殿の外に飛ばされたゼルス達はサタスンが戻って来るのをしばらく待ち続けたがサタスンは戻って来なかった。神殿の中に残ったサタスンは・・・・・・