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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
メイトス伝
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謎の人間伝【悪意を体に取り込んだ人間】

世界はある出来事を境に二つの世界に分かれてしまっていた。二つの世界はお互いに干渉する事もなくそれぞれの文明を築き上げていた。二つの世界の一つにいたある人間がもう一つの世界に偶然か運命なのか行く事が出来て戻ってきた。その事によってお互いに干渉する事の無かった平行世界の二つの内一つの世界にもう一つの世界がある事が知れ渡ってしまった。もう一つの世界がある事が知れ渡ってしまった人間達がいた世界は、絶望と混沌に包まれた世界だった。その絶望と混沌に包まれた世界はアサリゲスという人間が見つけた物の光が放つ怪しさに闇に落ちてからずっと続いていた。そんな世界で絶望と混沌に包まれていた人間はもう一つの世界が絶望と混沌に包まれていない事に腹がたっていた。元々一つの世界だったはずなのに・・・・・・それからしばらく経ってこの平行世界はある英雄によって何とか絶望と混沌から立平和な世界へと変わっていった。だが平和に変わった世界の人間達が知らない所でまた新たな悪意が誕生していた。誕生した新たな悪意はひっそりとそして確実に増幅を続けていた。その増幅していた悪意は周りに知られていてもいいぐらいの増幅した悪意は全く知られる事はなく時が経つにつれて増幅を最大限にした悪意は人の人間の体へと入ってさらにその人間の体を駆け巡った。増幅した悪意を体に取り込んだ人間は、ある書物を手に入れた事で自分達とは違う世界の存在を知りどうしたらその世界へと行く事が出来るのかを調べ始めた。違う世界の存在を知っていても行く方法を知っている人間を探し回っていると方法を知っている人間ではないが不思議な人間が出て来たという遺跡がある事を知った。悪意を体に取り込んだ人間はその遺跡の一つ一つを調べようと中に入ろうとした。だが何か結界のようなもので遺跡の中に入る事を拒絶されてしまった。悪意を体に取り込んだ人間は、結界に拒絶された後に何かが足りないと感じてその足りない何かを探して隠れて世界を回った。そしてそれと同時に体に取り込んだ悪意はその人間の体の許容を越え始めていた、その悪意を制御する為に鏡のようなものを作ってその鏡のようなものに少しずつ体に取り入れた悪意を移し続けた。少しずつ悪意を移し続けた鏡のようなものは不思議な力を放っていった。不思議な力を持った鏡を持って再び遺跡へと戻った。すると遺跡で結界のようなものがあったはずだったが不思議な鏡の力の影響か結界が働く事がなかった。悪意を取り込んだ人間は一度拒絶された神殿の中へと入っていった。中に入るとそこには聖なるオーラが漂っていた。その中に悪意を取り込んだ人間が進んで行くと遺跡から出ている聖なるオーラと悪意を取り込んだ人間の放つどす黒いオーラのコントラストが異様な雰囲気を醸し出していた。どす黒いオーラを放つ人間は、遺跡の奥へとさらに進んで行った。奥に進むと光が差し込んでいる場所に辿り着いた。どす黒いオーラを放つ人間は「ここがあの書物に書かれていた場所なのか」そう呟いた後に書物に書かれていた通り差し込んでいた光の上に立った。するとその光で体が包まれた。

 光で体が包まれたどす黒いオーラを放つ人間の光が消えたその時ある場所に辿り着いていた。どす黒いオーラを放つ人間は、光が消えた後に見た風景に驚いたが、少し考えた後理解する事が出来た。「ここが平行世界か!!」そう発するとその人間は最初の目的を果たした喜びで笑い続けた。その笑い声はその場所に響き渡っていた。どす黒いオーラを放つ人間は笑い終わるとその場所の状況を確認し始めた。笑い続けていた時に少し騒がしさを感じていたどす黒いオーラを放つ人間はその場所から少し歩き始めた。歩いていると集団がある場所に向かっていてその集団の後を追って行った。追って行くと何処かの部屋に辿り着いた。辿り着くと追っていた集団が部屋のある場所に群がっていてどす黒いオーラを放つ人間はその集団に近寄った。すると集団がいる場所に倒れている人間と少年がいた。どす黒いオーラを放つ人間は倒れていた人間に近づくと周りの人間は気づいていないが生きている事を確信した。その事を伝えるべきかどうか考えていたがこの事を利用してこの世界に絶望を与える事にした。どす黒いオーラを放つ人間は、倒れている人間が意識を取り戻す前にここにいる人間を違う場所に誘導する事にした。「ここを離れよう!!」そう一言言葉を発して今いる人間をこの場から誘導した。どす黒いオーラを放つ人間は、集団と少年を連れて少し離れた場所へと向かった。

 少し離れた場所へと向かったどす黒いオーラを放つ人間と集団と少年はその場所でしばらく穏やかな生活をしていた。そんな風に装っていたどす黒いオーラを放つ人間はゆっくりと悪意の種を蒔き続けると同時に不思議な力を持つ鏡を使って自分の言うとおりに動く人間を増やし続けた。それから数十年後にどす黒いオーラを放つ人間は、少年と集団達の過去にカオス教という集団があった事を知るとそれを使ってさらに悪意の種を育てあげていった。どす黒いオーラを放つ人間が育てあげた悪意の種は花を咲かせた。悪意の花を咲かせた集団はフェアリー族の里へと向かっていった。どす黒いオーラを放つ人間は集団についていきフェアリー族の里で時を越える術の事を知った後に里に火を放った。フェアリー族の里から戻ったどす黒いオーラを放つ人間は時を越える術をあっさりと習得した。悪意の花を咲かせた集団が憎しみの連鎖へと巻き込まれていく様子を見て笑みを浮かべた。悪意の花を咲かせた人間は悪意を増幅させていく。その様子を見たどす黒いオーラを放つ人間は、集団を離れて最初にこの世界に辿り着いた場所へと向かった。

 どす黒いオーラを放つ人間はこの世界に最初に辿り着いた場所に来るまでにフードで姿を隠した服装で辿り着いた。そしてその場所を奥まで進んで行くとどす黒いオーラを放つ人間は周りの気配に何かを感じて立ち止まった。どす黒いオーラを放つ人間が感じた気配が近づいて来るのに気づくと術の詠唱を始めた。術の詠唱で近づいて来る人間は何かに気づいたのか攻撃を仕掛けてきたがどす黒いオーラを放つ人間は詠唱していた術を発動させた。近づいてきた人間の攻撃は術の効果で防いだが、その術を解除しようと術の詠唱を始めていた。どす黒いオーラを放つ人間は、再び急いで二つの術を詠唱し始めてしばらくして二つの術の一つを近づいて来ていた人間達に放ち近づいてきた人間達の動きを止めた。そしてもう一つの術の詠唱は続きさらに速くなっていき魔法陣が現れた。どす黒いオーラを放つ人間は現れた魔法陣の上に乗ると姿を消した。


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