託された思いと少年
あの発光と共に現れた謎の二人組は神殿があった場所からメイロー樹海までやって来ていた。謎の二人組は人が迷う事で有名だったメイロー樹海の中を歩いていた。霧が出ていた樹海をものともせずに進んでいた謎の二人組は洞窟らしきものを見つけた。その洞窟の入口にはフードを被った人間が立っていた。謎の二人は洞窟の入口にいたフードを被った人間に向かって行った。謎の二人に気づいたフードを被った人間は攻撃をしようとした。謎の二人はフードを被った人間を一撃で気絶させて洞窟の中へと入っていった。
パレットが閉じ込められていたメイロー樹海の洞窟に足音が二つ近づいていた。その足音は今までに聞いた事の無い音でパレットは驚いてしまいそれと同時に不安で泣きそうになった。しばらくして結界のようなものが張られていた洞窟の中に足音の人間なのか二人が入ってきた。謎の二人が奥へと続く道をひたすら進んで行くと人間の女性が泣いていた。謎の二人は泣いている女性に話しかけた。
結界が張られて中に入って来られないはずの場所に入ってきてパレットに話しかけてきた。パレットは話しかけてきた人間に自分の名前を名乗って今自分がいる状況を謎の二人に説明をした。その説明を聞いた二人組は驚いていたが「やっと見つけた」と言った。パレットは二人組が言った「やっと見つけた」の言葉の意味がわからなかった。謎の二人組はパレットを連れてここから逃がそうとしていたがパレットはやはり何かの術の効果なのか出られなかった。パレットはやっぱりだと思いつつも謎の二人に「近くにいた少年のゼルを連れて行って私の親戚に預けてほしいのとゼルスという人間にここの事を伝えてほしい」と頼みごとをした。謎の二人はゼルを連れて洞窟を出て行った。洞窟に残る事になってしまったパレットは少しだけ期待しながら洞窟で待ち続けた。謎の二人はパレットという人間からゼルという人間を預かった時に聞いたゼルスという名前を聞いた事があった。あの時の・・・・・・洞窟を出た謎の二人は少年をパレットの親戚がいる集落へと向かった。