影の天秤IF①【さまようサタスン】
アルカット神殿でゼルス達に助けられたサタスンは、パレットの行方を今も探し続けていた。パレットの行方の情報はサタスンにも入って来ずアルカット神殿の北の方までパレットを探しに行っていた。パレットがこんなところまで来たかはわからなかったが、魔王様に聞いたことがあった。ゼルスとパレットの出会った場所の事を・・・・・・何も情報がなかったサタスンは、その場所に何か情報がないかを調べに行く事にした。魔王様にある程度の場所の位置は聞いてはいたがなかなか見つからなかった。この場所にあるはずの集落が・・・・・・困って空腹で倒れそうになって意識が遠くなって視界が狭くなっていくその時、狭くなった視界に何やら集団の人間が現れた。サタスンは、視界が狭くなる中、現れた人間達に連れて行かれた。意識が無くなっていてどういう風に連れて行かれたのかは詳しくわからなかった。次に意識が鮮明になった時は小屋の中でベッドの中だった。意識が鮮明になってからしばらくしてその小屋に何者かが近づいてくる気配を感じた。その気配は小屋の扉の前まで来ると扉が開いて一人の人間が入ってきた。サタスンは、入ってきた人間にここが何処なのかを聞いてみた。その人間は、サタスンの問いかけに答えず黙ったままだった。二人の間に沈黙が流れ続けた。その沈黙を破るように小屋mp外からまた新たな気配が近づいてきた。その気配が小屋の中に入ってくるとそれまでいた人間が一言【長老!!】と言った。サタスンは、長老と呼ばれた人間と呼んだ人間を交互に見た。長老はサタスンを見てゼルスにあった時と似たような感覚を覚えた。その感覚を信じ長老は、サタスンに話を聞いた。サタスンは、パレットの事を話した。すると長老は、【パレットが・・・・・・】と言った。サタスンは長老が発した言葉について聞いた。長老はパレットの過去について話し始めた。サタスンは、長老の話によってパレットの過去を知った。そして長老からしばらくこの集落に留まるように言われた。