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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
運命は動き出す
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ブレイン伝【高度な文明滅亡の裏側と新たな旅】

ブレインは、表ではカオス=コントン=キョウ計画を進めていたが、裏ではウラカオス=コントン=キョウ計画を進めていた。裏で行われている計画を知っている人間は、ブレインの仲間の一握りだけだった。日々何事もなく時間が進んでいた。だがある日、ある人間から裏で計画されていたウラカオス=コントン=キョウ計画の文書をメイトスが持っていいたという報告を受けた。ブレインはその報告してきた人間にメイトスを監視するように指示を出した。指示を出した。指示を受けた人間は、メイトスを監視する為にその場所を離れた。

それからしばらくして普段通りにカオス=コントン=キョウ計画を進めていると突然メイトスが大声で隠していたウラカオス=コントン=キョウ計画の事を話しだした。周りの人間は、メイトスの言葉に驚いていたが、ブレインはその計画の事を知っていたので冷ややかな目でメイトスを見ていた。周りの計画を中止しろの声が雑音に聞こえていた。冷ややかな目で見ていたメイトスもこちらの行動を分からないフリをしていた。メイトスは、裏に潜む計画を暴露した後この場を出て行った。ブレインも周りが騒がしい中メイトスが去ってからしばらくしてその場を去った。去っていく最中も雑音は止まることはなかった。

騒がしい声が溢れ返っていた場所を去ったブレインは、メイトスが去った方向に向かっていた。その途中ある場所に見慣れない服装の人間が入って行くのを見た。ブレインは、その人間が出てくるのをしばらく待っていた。その人間がその場所から出てきてどこかに向かっているその時、その人間が振り向いた。ブレインは、その人間に攻撃を仕掛けた。その人間は、ブレインの攻撃を躱し続けていた。だが何を思ったのかその人間は逃げ出した。ブレインはその人間が逃げるのを見逃した。その後ブレインは、メイトスが去った方向に行くのをやめた。しばらくしてメイトスのいた場所に再度向かおうとしていると二人組の見た事の無いオーラを放つ人間を見つけて後を追って襲いかかった。二人組は、ブレインの気配を感じたのか振り返ってきてこっちに攻撃をしてきた。ブレインは、自分と二人組の間に何かわからないオーラが漂っているのを感じていた。そのオーラのせいなのか静けさが漂い動けない状態が続いた。お互いの顔から何もしていないのに汗が滴っていた。その事に気づきながらもブレインは攻撃をした。二人組もブレインの動きに合わせて前に出て攻撃を仕掛けて来た。二対一の戦いで本来ならばブレインは不利なはずだった。だがブレインは、テール達の攻撃を寸での所でさばききり対等な状態をキープしていた。そんな均衡を覆すかのようにブレインは、二人組の一人を弾き飛ばしてその人間は、飛ばされた先にあった物に体を打ち付けて意識を失ったようだ。ブレインは、その事を確認するともう一人の方に攻撃をした。その人間とブレインの剣は、お互いの顔の前で拮抗した。お互いのその拮抗が少しでも弱まれば勝負がついてしまう。ブレインは、その人間に【お前は何者だ?】と言った。その人間は、ブレインの言葉に応えなかった。ブレインは、目の前の人間が答えない事に何かあるのではないかと考えた。そしてその人間の剣をはじき返し、距離を置いた。そして一言【言いたくなったら俺の所まで来い!!】と言ってその場を去って行った。それから普通に変わらない時間を過ごしていた。すると妙な人間の姿が微かに見えた。ブレインは、微かに見えた人間の方に向かった。妙な人間の姿がわかると歩くスピードをあげた。その人間がはっきりわかった時スピードを緩めた。そして目の前に妙な人間が、ブレインに名前を聞いてきた。ブレインは名前を名乗るとその人間は、書物と鏡を見せてきてこの書物に書いている文字の事と鏡の事を聞いてきた。ブレインは、書物に書いている文字を見て書物に書いてある文字は、この場所で使われている文字だと答えた。鏡も同じようなものを持っていると答えた。聞いてきた人間は、さらに詳しく教えてほしいと言ってきた。ブレインは、わかったと言って自分の部屋に案内しようとした。だがその妙な人間は、仲間達が何者かに襲撃されていると言ってきた。ブレインは、その人間にその場所に案内しろと言うとその人間は、仲間達と別れた場所へとブレインを案内した。ブレインは、その人間の後を追った。追って行くと何者かが襲撃していた。案内していた人間は、仲間に【大丈夫?】と声を掛けた。ブレインがその場所に来ると襲撃していた集団は去っていった。怪しい集団が去った後、案内していた人間の仲間達と話をした。

ブレインは、案内してくれた人間の仲間達にあの時の二人がいた事に気づいていたが、気づかないフリをして自分の部屋に案内した。向かう間は沈黙が続いていた。たどり着くと中に入りあの時の二人組に向かって【話す気になったか?】と言った。するとその人間達は、自分達の事を話し始めた。ブレインは、その話を聞き驚きながらも自分を納得させていった。その人間達は、カオス=コントン=キョウ計画を止めないと文明が終わると言ってきた。だがブレインはそんなことは出来なかった。ブレインとその人間達の言い争いはそれからも続き納得できないまま終わった。冷静になる時間が少し取った。そしてその人間達は、あの鏡と書物の事を聞いてきた。ブレインは、同じようなものを拾った事があるとその人間達に見せた。見せた後その人間達が何か考えているようだったが、書物に書かれている文字についても【あの時見たものは一体なにだったのだろうか?あいつは何をしていたのか】と描かれているとその人間達に教えた。するとその人間達はブレインの部屋を出て行った。

 謎の出会いがあったブレインは、計画の中止を訴えているメイトス達との対立が本格していてカオス=コントン=キョウ計画を進めて行くのに邪魔になっているメイトスをどうにかして排除しようと動き出していた。メイトス達の中に自分達の仲間を送り込もうと考えた。そしてあの人間を呼び出した。呼び出した人間は、メイトスを監視するように指示を受けた人間でフレイルという人間だった。フレイルは、うまい事メイトス達の中に入り込んだ。メイトス達の集団に入ったフレイルからまずは信頼を獲得する為にしばらくはおとなしく動く事はしないと報告があった。メイトスは、フレイルの動きを気づかれないようにする為に自分達も行動を少し抑える事にした。その行動が功を奏した。フレイルは、メイトス達に信頼されていった。メイトスの中で信頼されたフレイルが、ようやく目的の為に動き出した。メイトスは、外から見ていてもその事がわかった。メイトス側の集団は、二つに分かれて言い争いを始めていた。フレイルの分裂工作の効果は絶大で二つに分かれた集団は、お互いに勢いがなくなりメイトス達は、この場所に居場所がなくなっていった。

 メイトス達をフレイルの罠によってこの場所から去っていくように仕掛けたブレイン達は、邪魔者がいなくなって安心して裏の計画であるウラカオス=コントン=キョウ計画を進めて行く事が出来るようになった。ブレイン達は、文明の人間に知られることなくウラカオス=コントン=キョウ計画を進めて行った。止める人間もいなくなりブレイン達は暴走していった。その暴走は計画を自分達の都合のいいように改変させる人間が現れる事になり元の計画とのずれが明らかになってくるとその事に不安になったブレインは次の行動に移っていた。

ブレインは、フレイルに指示を出して計画していたウラカオス=コントン=キョウ計画がさらなる暴走をしても大丈夫な空間と作るように言った。それからフレイルに指示をした空間が出来るまで必死に計画のずれを修正し続けた。ブレインが計画のずれを修正している間にフレイルに指示をしていた空間は完成した。ブレイン達は、フレイルが作った空間に入り自分達は生き残りカオス=コントン=キョウ計画とウラカオス=コントン=キョウ計画を進めて行く為の準備をした。計画を進めて行ったブレイン達だったが、計画の暴走を修正出来ていたはずだったのにまた計画が暴走を始め高度な文明は滅亡をしてしまった。そんな時もブレイン達は、計画を進めていた。

 高度な文明が滅亡した後も、ブレイン達は暴走して失敗した計画をまた実行できるように着実に進めていく準備をしていた。その為には結束する事が必要だった。それで自分達の【混沌と絶望を世界にもたらす】という信念をスローガンにしたカオス=コントンという集団を作ることにした。ブレイン達は、作ろうとしているカオス=コントンという集団の代表を誰にしようか話し合いを続けた。その話し合いの中でブレインがその代表になりまとめ上げていった。カオス=コントンの代表になったブレインは、自分達だけではなく新しい人間を味方にしようとひっそりとゆっくりと自分達の信念を浸透させていこうとした。ブレイン達が、カオス=コントンの拡大に尽力する中、ブレイン達の中にいたフレイルはブレイン達の作ったカオス=コントンと距離を置こうとしてブレイン達の元を去っていった。


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