六章【VSブレイン】
テール達とブレインの間にはオーラと静けさがあり動けない状態が続いていた。お互いの顔から何もしていないのに汗が滴っていた。お互いがその事に気づきながらもブレインが攻撃を仕掛けてきた。テール達もブレインのその動きに合わせて前に出て攻撃を仕掛けた。二対一の攻防に本来ならばテール達に有利なはずだった。だがブレインはテール達の攻撃を寸での所でさばききり対等な状態をキープしていた。そんな均衡を覆すかのようにブレインはジュカイドをはじき飛ばした。ジュカイドは遠くにはじき飛ばされそこにあった物に体を打ち付けて意識を失った。ブレインは、その事を確認するとテールに攻撃をした。テールとブレインの剣はお互いの顔の前で拮抗した。お互いのその拮抗が少しでも弱まれば勝負がついてしまう。ブレインは、テールに【お前は何者だ?】と言った。テールは、その言葉に答える事が出来なかった。まさか自分が未来から来た者だと答えても信じてはもらえないと思っていた。ブレインは目の前の人間が答えない事に何かあるのではないかと考えた。そしてテールの剣をはじき返し、距離を置いた。そして一言【言いたくなったら俺の所まで来い!!】