ベリオレットと謎の人間
パレットはダークリアでゼルスと平和な日々を過ごしていた。そんな幸せな日々もある出来事によって崩れ去ろうとしていた。パレットがいたダークリアにある集団が向かっていたがパレットはそんな事を知らずに自分の部屋で過ごしていると外がいつもとは違う雰囲気に包まれていた。外から悲鳴が聞こえてきた。パレットはその悲鳴を聞いて部屋で震えながら隠れていた。
ゼルスがパレットの元に向かっていると悲鳴の数が増えていった。さらに急いでパレットの部屋に着いて中に入るとパレットは部屋の中に籠っていた。安心したゼルスはしばらくの間パレットの部屋で何かが収まるのを待ち続けた。何も起こらなければいいとゼルスは思っていたがゼルス達の元に悪意がゆっくりと迫っていた。足音がゼルス達の元に近づいてきて今いる部屋の前で止まりドアが開いた。
一方その頃、カオス教の拠点ではある出来事が起こっていた。カオス教の集団が出て行ってから三日後ゆっくりと自室で休んでいると拠点の外が騒がしくなった。その様子をベリオレットは自室から見ていると拠点にある人物が入ってきてある場所に向かうのが見えた。ベリオレットはその人物の事を調べていて知っていた。ベリオレットはその人間がこの場所に来た事を知ると自室からその人間が向かうであろう場所へと急いだ。ベリオレットは拠点の中を走ってその場所に辿り着くとその人間がいた。ベリオレットはその人間に「やっと現れたか・・・・・・」と言ってカオス教に入るように迫ったが拒絶された。ベリオレットの要求を拒絶した人間は今いるカオス教の拠点から去って行こうとしていた。その時その人間にベリオレットが「何かあったらカオス教の人間が行く」と言った。ベリオレットが言った言葉が聞こえつつも振り返る事のせずにその場を去って行った。その場所に二人だけしかいないはずだった・・・・・・