あるお告げが聞こえた
長老から留まる事の許可を得てからしばらくしてゼルスの傷はもう治っていた。パレットはゼルスを集落の外に出さないといけないはずだったがパレットはゼルスをこの集落に留まらせていた。本来ならばこの町の事は知られてはいけない事だったがパレットがゼルスと一緒に過ごしていた。
迷い込んだ人間が住み続けた後、少ししてお告げを聞いていた長老にお告げの声が聞こえてきた。そのお告げは【この集落にいるパレットという人間がこの先世界の色々な事に巻き込まれることになる。世界を救う事も世界の混沌を招くこともある】というお告げを受けた。長老は世界の混沌に巻き込まれる事を嫌っていてパレットを迷い込んだ人間に託してこの集落から離れさせることにしようと迷い込んだ人間とパレットを呼んでくるように集落の人間に指示を出した。集落の人間は二人の元に行くと二人を長老の元へと連れて来た。長老はやって来たゼルスとパレットにお告げの事を話した。しばらくの沈黙がその場に起こり二人は何かを考え始めていた。そしてパレットとゼルスはこの集落を出る決断を下した。その言葉を聞いた長老は普通の反応を示したが心の中ではこれでこの集落を世界の混沌から防ぐことが出来ると喜んでいた。二人はすぐさまこの集落を出て行った。二人が集落を出て行った後も長老は集落の人間を呼んでパレット達の様子を監視するように指示を出してこっそりと守らせた。長老はこの出来事が序章だったことに気づいていなかった。
パレットとゼルスは集落を出た後にゼルスがいたダークリアへと向かう事にした。ゼルスはパレットに今から向かう場所のダークリアを生まれ育った場所だと伝えた。パレットはゼルスと二人でゼルスが生まれ育ったダークリアという場所を目指して歩きだした。集落でずっと過ごしていたパレットにとって集落の外の風景は初めてでワクワクしながらゼルスと歩き続けてダークリアに辿り着いた。ダークリアに辿り着いてゼルスに一人の人間が近づいてきた。ゼルスはその人間にパレットの事を紹介したのかパレットの方に笑顔で挨拶をしてくれた。挨拶が終わるとゼルスと二人で中に入りある部屋とは向かった。ゼルスと一緒にその部屋に入ると中にいた人間に挨拶をしてダークリアに住む許可を得た。それからゼルスと共に一緒に暮らす事になった。