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五章【操られたフェアリー族の話】
マールが放った術は、タタンに当たってかなりのダメージを受けた。そんなタタンの元にマールは近寄ってタタンの体を起こした。タタンはマールに対して小さな声でカオス教に操られてしまったフェアリー族の人間がまだ何人かいてある場所でカオス教の為にいろんなことをさせられていて助けてやってほしいと言ってきた。マールは小さな声でしゃべるタタンの言葉を黙って聞き続けていた。タタンはマールに言葉を伝え終わるとゆっくりと目を閉じた。マールは目を閉じたタタンを地面に置いて次の行動に移した。