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五章【パレットVSトクリット】
カオス教の拠点から出てきた人間の攻撃で飛ばされたパレットは、目の前にいる人間と睨みあっていた。テールの所ではもう戦いが始まっていた。だがこの場所では、何も起こっていなかった。そんな雰囲気をカオス教の人間が変えて来た。その人間は、術の詠唱を始めた。その様子を見たパレットも術の詠唱を始めた。お互いの術の詠唱スピードは互角だった。相手が術を放ってきたと同時にパレットも術を放った。その二人の周りは術を放った音で騒がしくなっていた。術の応酬が激しくなっていくがカオス教の人間が徐々に近づいてくる。パレットは警戒をしながらも近づいていく。二人の距離が近づくとカオス教の人間が名乗り出してきた。相手の名はトクリットと名乗った。トクリットは名前を名乗った後すぐに距離を取った。