特異な能力を持った集落へ
部屋を出たゼルス達はそれぞれの部屋へと戻っていった。ゼルスの手にはあの部屋で見つけた先ほどの書物が握られていた。ゼルスは自分の部屋に戻ると持ち帰った書物を読み始めた。ゼルスが書物を読み始めると出てくる地名に同じ地名がある事に気づく。そしてこの集落は本当にあるのではないかと考えて探し出してみたいと思うようになった。そう思ったゼルスは明日からその場所を探しに行こうと決めて今日は眠りについた。朝になり眠りから目覚めたゼルスは魔王の元へと向かった。ダークリアを出る許可を貰う為に・・・・・・魔王のいる場所に着くと魔王にあの部屋の書物の事を伝えて外に出る許可を貰った。ゼルスが魔王から許可を貰って魔王がいる場所を出た後、魔王は何かを考えているような様子だった。ゼルスはダークリアを出ると書物に書かれていた場所へと歩きだした。
ゼルスが書物に書かれていた場所に向かって歩きだして二・三日後目的の場所の近くまでやって来ていた。書物に書かれている場所に近づくと微かに魔力を感じてきた。目的の場所にやってくると微かに感じていた魔力は強くなっていったが目的の場所の影もなく人の気配すらもしなかった。ゼルスは書物に書かれていた場所もまったくの出鱈目かと思ってみたが念の為にその後も辺りを調べ始めた。ゼルスはその場所を長時間調べていて疲れてしまっていた。そして疲れがピークに達して倒れてしまった。徐々に意識が薄れていく中周りから近づいてくる人影が見えてきていた。ゼルスが意識を失った後、現れた人影の集団がゼルスを担ぎ上げてある場所へと向かっていった。ゼルスがいた場所に誰もいなくなった。