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四章【残った者達】
長老達とともに残ったサタスンとジェームズは部屋から四人が戻ってくるのを待っていた。ジェームズは長老達にこの集落に伝わる術を教えてほしいと頼み込んだ。ジェームズは分身を作る術に関心を示していて長老が断ってもさらに教えてほしいと懇願した。長老はジェームズの必死の願いに聞き入れる事にした。長老はサタスンとジェームズを連れて違う場所へと向かった。違う場所に向かったジェームズは、長老からもう一度術を覚えることの覚悟を聞かれた。ジェームズはもちろんあると答えた。長老はその言葉を聞くと術を覚える為の準備を始めた。