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四章【輝いた剣の後】
剣が光を放ちその後光が消え、剣が地面に落ちたその場所にテールの姿は見えなかった。テールの仲間達は消えたテールを探していた。だが姿だけでなく気配さえも消えてしまっていた。小屋から出た気配もない。その不思議な光景にその小屋にいた人間は考える事さえできる状況ではなかった。テールが消えてどれだけの時間が過ぎただろうか?小屋は沈黙が支配していた。さらに時間が過ぎ仲間達の疲労が限界を過ぎたその時幻覚を見ていたのかと思ってしまう事が起こった。目の前にテールが立っていた。目の前に現れたテールに仲間達は声を掛けた。