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四章【指導者を失ったカオス教】
王都アナタリアで光の柱が現れた時カオス教の幹部達は、時を越える術が使われた事を認識した。幹部達はその光の柱が現れた時、王都アナタリアとは別の拠点にいた。幹部達は指導者がいなくなって、次の指導者を狙って争いを始めてしまった。この争いの事を知らず先に新しい国へと旅立った人間もいた。次の指導者を決める争いはカオス教の内部で分裂を招きそれぞれの派閥に分かれて暴徒化し狂暴な集団へと変化していった。この分裂がカオス教の存在を表舞台から消すことの原動力になっていった。