四章【名人 ゼル】
アルカット神殿を越えてようやくアルカリアの町にやってきた。アルカリアの町は、ちいさな町とは思えないぐらい栄えていた。オルドラに聞いた名人がいる鍛冶屋の場所を探していると町の人が名人のいる鍛冶屋の場所を教えてくれた。町の人に聞いた鍛冶屋に行ってみると町のにぎやか具合とはまったく違ってひっそりと建っていた。中に入ると何人か働いていた。中にいた人はテール達が入ってきてもこちらを振り向くことはなかった。奥にいくとオーラを放つ人物がいてその人物のオーラはなぜか懐かしさを感じるオーラを放っていた。テール達は、そのオーラを放つ人物に話しかけた。するとその人物は名乗り始めた。人物の名はぜルと言った。ゼルは、テールの持っている古びた剣を見て驚いていた。なぜならその古びた剣は古びてよくは見えなかったが、ゼルには一目で少し前に自分が作った剣だと分かっていた。だが、ゼルにはわからないことがあった。少し前に作ったはずなのになぜ古びているのか?ゼルは、その疑問を解く為、テールに話を聞いてきたのでテールは今までの事を話した。その話を聞いたゼルは、最初は、理解できていなかったが、しばらく考えて納得していった。名人ゼルは、テールに古びた剣を綺麗になるようにしたいと言ってきた。テールは、その言葉を受け入れた。