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四章【隠れ蓑】
魔王ゼルスが封印されてしまった光景を見てしまったテール達は、歴史を変えることができなかったことに落ち込んでいた。そんなテール達は、フードを被ったカオス教の集団から身を隠すためにあの謎の小屋に戻って来ていた。パル達といたオルドラとリメリアではない時を越えたオルドラとリメリアの元でカオス教の事について調べていた。しばらくの間この結界が張っている小屋でしばしの休息をしていた。魔王ゼルス封印後しばらくは、カオス教がひっそりとそして確実に信者を増やしていた。ほとんど表に出てこないカオス教の実態を知っている人間はいなかった。数年後のある日オルドラとリメリアからある依頼を頼まれた。