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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
運命は動き出す
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四章【あの場所で対峙したオーラの人間】

 英雄達は、カオス教の教祖を倒し運命の連鎖を終わらせ時を越えた世界で平和に過ごしていたカオス教の教祖を倒してから数十年が経った時に平和を覆す事が起こっていた。英雄達は、何かを感じ集まっていた。その場所に向かう何者がいた。英雄達が集まっていたその場所にフェアリー族のフェアリーが傷ついた姿で現れた。フェアリー族のフェアリーは英雄達の前に現れると一言「里が・・・・・・里が・・・・・・里を助けて!!」と言うとその場に倒れ込んだ。英雄達は、そのたおれ込んだフェアリー族のフェアリーをベッドへと運んだ。パルはリメリアとオルドラに倒れ込んだフェアリー族のフェアリーの手当てを任せてツクレードと共にフェアリー族の里へと向かった。フェアリー族の里に一体何が起こったのか?疑問に思いながらもパルとツクレードはフェアリー族の里へと道を進んでいた。もうあのカオス教の教祖はいないはず・・・・・・険しいエリザレス山脈の無我夢中で進みメイロー樹海の中を霧が出ても構いもせず抜けて行った。そしてしばらくしてフェアリー族の里へと辿り着いた。辿り着いたパルとツクレードが見た光景は焼け崩れたフェアリー族の里の姿だった。時を越える前に来た事のあるオルドラとリメリアに聞いた光景とは全く違っていた。パルとツクレードは、変わり果てたフェアリー族の里の中へと入って行った。

 里の中には動くフェアリー族の気配を感じる事は無かった。けれども生き残っているフェアリー族がいないかを必死に探し回った。だがやはり気配は感じなかった。里に何かが起こった事は間違いない何かが分かる者が無いか・・・・・・諦めかけたその時パルとツクレードの頭の中に声が聞こえてきた。【ここに来た者よ!!このフェアリー族の里は何者かの襲撃によってこんな姿に・・・・・・】パルとツクレードは、頭の中に聞こえる声に【手がかりはあるのか?】と呟いた。すると【一人だけ見た事のある顔だった。あのカオス教の・・・・・・】そう頭の中に聞こえた声が呟いた後その声は聞こえる事はなかった。パルとツクレードは、聞こえてきた声の中にカオス教という言葉に驚いた。カオス教はもうこの世界にいないはずなのに・・・・・・そう疑問に思いながらリメリアとオルドラの元に戻羽事にして歩きだした。

 リメリアとオルドラの元へと戻ったパルとツクレードは、フェアリー族の里で見た事を二人に話した。話しているとベッドで寝ていたフェアリー族のフェアリーが声を掛けてきた。フェアリー族のフェアリーは「里に行ってきて里の状況を見て来たのですね?里を襲ったのはフードを被っていたカオス教の人間であることは間違いないと思いますが、それとは別に全く違う気配を感じていた。カオス教とは違う何者かが裏で何かを画策しているような気がするのです」と言った。パル達は、あの時のカオス教の教祖とは別にカオス教を操っている人間がいるのかを調べる為にあの時のカオス教の拠点に向かう事にした。パル達は、準備をして今いる場所からカオス教の拠点へと歩きだした。パル達は、フェアリー族のフェアリーと共にカオス教の拠点を目指して歩き続けてあの時のカオス教の拠点へと辿り着いた。パル達は、カオス教の拠点を見るとあの時のままだった。中へと進むテール達は、誰もいないカオス教の拠点を調べ続けた。カオス教の痕跡はここには残っていなかった。ここには何も無いかと思って帰ろうとしたその時、足音がパル達のいる場所に向かってきているのを聞いた。パル達は、咄嗟に物陰に隠れて様子を見る事にした。

 パル達のいる場所に向かってきた足音は、すぐ近くで止まった。止まった足音が気になり少し見てみるとそこにはあのカオス教の教祖のオーラよりどす黒い強大なオーラを放つ姿を隠した人間が立ち止まっていた。パル達は、恐る恐るそのどす黒い強大なオーラを放つ人間の前へと歩きだした。どす黒いオーラを放つ人間は、自分に向かって来るパル達に気づくと術の詠唱を始めた。パル達は、その人間が術を詠唱し始めると何か危険を感じたのかその人間に攻撃を仕掛けた。だがその人間に攻撃が届こうとする寸前に術の詠唱していた人間の術が発動した。パル達の攻撃は、その人間が発動させた術の効果によって阻まれた。リメリアは、かけられた術を解除する為に詠唱を始めてその詠唱スピードを最大限早くすることにした。パルとツクレードとオルドラは、リメリアの術が完成するまで効かないとわかりつつも相手に攻撃をし続けた。リメリアは、一刻も早く術の詠唱が出来るように頑張っているが、どす黒いオーラを放つ人間はかなりの実力を持っていたのか術の詠唱を二つ同時に行っていた。その様子を見たパル達は驚きながらもひたすら頑張っていた。どす黒いオーラを放つ人間は術の詠唱をしていた二つの内一つをパル達に放った。放たれた術の効果でパル達の動きが止まった。パル達は動きを止められてどうしようもないその状況でどす黒いオーラを放つ人間が残りの一つの術の詠唱をしているのを見ていた。どす黒いオーラを放つ人間の術の詠唱はさらに速くなりしばらくして術が完成していくと魔法陣が現れた。パル達は、その様子を見ていてある事に気がついた。『時を越える術だ』その心の中で呟いた。どす黒いオーラを放つ人間は、完成した魔法陣の上に立つとその人間は姿を消した。その人間が姿を消した後、パル達を動けないようにしていた術は効果を失った。パル達は、あのどす黒いオーラを放つ人間が使った時を越える術を使おうとした。だがあの人間が何かしていたのか時を越える術を使う事が出来なかった。パル達は、なぜ使う事が出来なくなったのかわからなかったが、何とか時を越える術を使ってあの人間を追いかけたいと思っているとリメリアとオルドラが何かを思い出したかのようにあの集落の事を思い出してパルにその事を話した。パル達は、時を越える術を使う為にその集落へと向かう事にした。


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