四章【新たな悪意の登場】
光で体が包まれたどす黒いオーラを放つ人間の光が消えたその時、ある場所に辿り着いていた。どす黒いオーラを放つ人間は、光が消えた後に見た風景に驚いていたが、少し考えた後に理解する事が出来た。「ここが平行世界か!!」そう発するとその人間は、最初も目的を果たした喜びで笑い続けた。その笑い声はその場所に響き渡った。どす黒いオーラを放つ人間は笑い終わるとその場所の状況を確認し始めた。笑い続けていた時に少し騒がしさを感じていたその人間は、その場所から少し歩き始めた。歩いていると集団がある場所へと向かっていた。その集団の後を追って行くと何処かの部屋に辿り着いた。辿り着くと追っていた集団が部屋のある場所に群がっていた。どす黒いオーラを放つ人間は、その集団に近寄った。すると集団がいる場所に倒れている人間と少年がいた。どす黒いオーラを放つ人間は、倒れていた人間に近づくと周りの人間は気づいていないが生きている事を確信した。その事を伝えるべきかどうか考えていたが、この事を利用してこの世界に絶望を与える事にした。どす黒いオーラを放つ人間は、倒れている人間が意識を取り戻す前にここにいる人間を違う場所に誘導する事にした。「ここを離れよう!!」そう一言言葉を発し今いる人間をこの場から誘導した。どす黒いオーラを放つ人間は、集団と少年を連れて少し離れた場所へと向かった。
少し離れた場所へと向かったどす黒いオーラを放つ人間と集団と少年は、その場所でしばらく穏やかな生活をしていた。穏やかな様子を装っていたどす黒い人間は、この集団にゆっくりと悪意の種を蒔き続けた。悪意の種はゆっくりとその集団に根付いていきそれから数十年後にどす黒いオーラを放つ人間が蒔いた悪意の種は花を咲かせた。悪意の花を咲かせた集団は、憎しみの連鎖へと巻き込まれていった。その様子を見て笑みを浮かべていた。悪意の花を咲かせた人間は、悪意をさらに増幅させていった。その様子を見たどす黒いオーラを放つ人間は、集団を離れ最初にこの世界に辿り着いた場所へと向かった。どす黒いオーラを放つ人間は、この世界に最初に辿り着いた場所に来るまでにフードで姿を隠した服装で辿り着いた。