三章エンディング【因縁の戦い】
テール達が時を越える術で五千年前の世界に旅立った後タリスタの分身は役目を終えてタリスタの体はその姿を変えて跡形もなくなっていった。遠く離れたタリスタはその情報を分身からの情報で分かっていた。タリスタはゼルスと一緒に町で見た事のある二人組が戻ってくるのを待っていた。しばらくしてその二人組が新たな仲間を連れて戻ってきた。ゼルスとタリスタは、四人組の後を追って行く事にした。しばらく四人組の後をついていくとカオス教の拠点となっている場所へと辿り着いた。
オルドラとリメリアは、パル達を連れて教祖がいるはずのカオス教の拠点までやって来ていた。カオス教の拠点は、拠点というより要塞と言った方がわかりやすかった。厳重な警備がされていて侵入する事は難しそうだった。どうしたら侵入する事が出来るのか?その事を考えながらパル達はカオス教の拠点になっている要塞をくまなく調べ始めた。後からパル達を追ってやってきたゼルス達も侵入する方法を探していった。要塞の周りを調べていると何やら不自然なぐらい隠されていた洞窟を見つけだした。パル達はその洞窟に何かあるのではないかと進み始めた。
パル達は隠されていた洞窟の中に入っていくとそこは洞窟とはいえない整備された道が続いていた。明らかに人が使う為であってこの道には何かあるそんな感じがするその道を前へと進んでいった。整備さら道を進んで行くと大きな部屋に辿り着いた。そこには見張りが立っていた。『あやしい!!』そう思ったパル達はその見張りをしばらく隠れて見ているとフードを被った集団が反対方向から向かって来ていた。見張りはそのフードを被った集団を通すと再度見張りについた。フードを被った集団はどこかに出かけたのだろう。その光景を見てパル達は確信
した。この先の場所にカオス教の教祖がいる!!と・・・・・・フードを被った集団が去っていくとパル達は行動に出た。パル達は見張りを一撃で倒しその先へと向かった。進んで行くと明かりが見えてきた。出口が見えてきて洞窟を出ると先ほど見た要塞の中へとやってきた。
パル達はカオス教の拠点の要塞の中に入る事が出来た。パル達はその場にいる人間一人一人に教祖の居場所を聞きながら奥へと進んで行った。中にはパル達の侵入を防ごうと立ち向かってくる人間も何人かはいた。パル達は、抵抗する人間達を退かせながらも教祖の元へと向かって行った。その後ろからゼルス達も追って来ていた。パル達は、教祖の元へと進んで行くとある部屋から気配を感じたが今は教祖の元に行く事を優先した。そしてようやく教祖の部屋にやってきて部屋の扉を開けた。
扉を開けると目の前にあの時の人間が立っていた。そうあのカオス教の教祖がいた。教祖はパル達の顔を見ると「やっと来たか」と言ってきた。パル達はカオス教の教祖を倒す為に攻撃態勢に入った。教祖はパル達の攻撃態勢にすかさず攻撃してきた。パルとツクレードは教祖の攻撃を受け止めてさらに教祖に攻撃をしようとした。だがカオス教の教祖も二人の攻撃を受け止めていた。その状況でオルドラも攻撃に加わった。リメリアは術を使い三人をサポートしていた。カオス教の教祖との戦いは熾烈を極めた。しばらく向かい合う時間が出来た。カオス教の教祖は術を唱え始めた。『やばい!!またあの時を越える術を使おうとしているのか』そうパル達は思っていた。だが術の詠唱をしていたカオス教の教祖がいきなり術の詠唱を止めて部屋の扉の方を見た。パル達も教祖につられて扉の方を見るとそこには後を追って来ていたゼルスとタリスタが現れていた。教祖が術の詠唱を止めたその一瞬だった。パル達はその隙を見逃さずに教祖に攻撃した。剣が当たる音がした。パル達の攻撃は教祖に当たってカオス教の教祖は倒れ込んだ。カオス教の教祖は「お前達パレットの末裔に倒されるとは・・・・・・」と言った。パル達は、カオス教の教祖に最後の一撃を与えた。カオス教の教祖は息を引き取った。パル達をカオス教の拠点を抜け出しその場を去った。