突如現れる英雄
タリエットは靄の中へ入って行くと靄は周りの風景を一気に奪っていきタリエット一人の姿だけになっていた。靄の中を進んで行くと靄が消えている場所が見えてきた。タリエットはその場所に向かうとそこには見た事の無い風景が見えていた。
平行世界ミラーの人間は一人の人間の言葉で自分達の世界とは違う世界がある事を知った。その出来事から数年の時間が経ってしまっていた。別の世界に行った人間が使った遺跡は結界によって誰も入れないようになっていたが数年経ってその封印が解け始めていた。闇の世界になっていたこの世界が待ち続けた英雄の出現を歓迎するかのように・・・・・・封印が解け始めた遺跡の中を光が包み込んでいった。包み込んでいった光がその時、遺跡の中に一人の人間が立っていた。遺跡に突然現れたその人間のオーラは闇に染まった世界ではもの凄く輝いていた。その人間は自分の今いる状況をまだ把握する事が出来ずにいたが一歩一歩と遺跡の中を歩き続けて遺跡の外に出ると状況を確認する為にとりあえず近くの町があるかを調べる為に道を歩きだした。しばらく歩き続けると町を発見してそこへと走りだした。町に着くと歩き続けていた時にも感じていたが人は絶望に支配されていた。活気のない訪れた町の中を進んで行くと一人の人間に出会った。その人間に話しかけるとその人間は「お前は誰だ!!」と言ってきた。それでその人間に名前を名乗ったタリエットだと・・・・・・
タリエットが名乗るとその人間も名前を名乗ってきた。名乗ってきた人間の名はアリエルムと言って「何のためにこの町にやって来たのか?」と聞いてきたのでタリエットは「分からない・・・・・・わからない・・・・・・ここは一体何処だ?」と聞き返すとアリエルムはタリエットが全く知らないとわかるとこの世界で起こっている事を話しだした。