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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
運命は動き出す
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三章【アルカット神殿にあった亡骸と手紙】

 テール達の他にアルカット神殿へと向かう人間がいた。メイロー樹海でテール達と別れた後、ジュカイドは樹海で起こった出来事について考えていた。あの出来事には何か理由があるに違いないとその事を考えながらメイロー樹海の案内人の仕事を続けていた。だが集中出来なかったジュカイドは、メイロー樹海の案内人をやめて昔からある遺跡の調査をする事を始めようと思った。メイロー樹海の案内人をやめたジュカイドは、近くにあったアルカット神殿へと向かう事にした。歩き続けてアルカット神殿に着いたジュカイドは、神殿の内部に入っていった。初めての遺跡調査にジュカイドはワクワクしていた。調査をする為に奥へと進んで行った。進んで行くと広い部屋に出てそこにはフードを被った人間が倒れていた。ジュカイドは、倒れ込んでいた人間に近寄って詳しく見ると息をしていなかった。この人間達を調べていると神殿の外から誰かの声が聞こえてきてジュカイドは物陰に隠れる事にした。

 テール達はアルカット神殿に向かう事にした。ここからアルカット神殿に向かう近道はバルサス川を越えて行った方が近かった。テール達は、歩き続けてバルサス川に近づいた所で少し休憩をした。テールは、タリスタにアルカット神殿について聞いたが、色々あったらしく話したくなさそうだった。休憩を終わらせてアルカット神殿に向かって歩き出してしばらくするとアルカット神殿がある場所にやってきた。だがしかし神殿の姿は今いる場所から見えなかった。さらに近づくと、神殿だった跡があるのが見えた。テールがタリスタを見ると神殿の傍にあった墓標に手を合わせていた。テールは、不思議に思いながらも情報を探して神殿跡の内部に入って行った。神殿の内部は複雑になっていた。タリスタ以外は、神殿の内部の複雑さに困っていたが、タリスタは前に来た事があるのか複雑な通路を進んで行った。しばらくすると広い場所にやってくるとタリスタは突然目から涙を流した。タリスタが涙を流している間にテール達は、広い場所の捜索を開始した。広い場所にはフードを被った人間が倒れていた。ゼルスを襲った人間なのかそれとも別の人間なのか?ここで何が?そう思いながらさらに探索していると大きな祭壇があってその祭壇には本が一つ置いてあった。テール達は、祭壇に置かれていた本の内容を確認すると本にはこう書かれていた。【混沌と絶望を世界にもたらせ 混沌と絶望が我らの願い】そう書かれていた。本のタイトルを確認すると(カオス教の教え)と書かれている。テールは、この本の内容に戸惑っていると、涙を流していたタリスタが何かの気配を感じた。タリスタが気配の方へと向かっていくと人影が見えてその人影に向かって「出て来い!!」と言うと気配のする方向から一人の人間が姿を見せた。出てきた人間の姿を見てテールとマールは驚いた。

 気配のする方向から現れたのはジュカイドだった。テールとマールはジュカイドが現れて驚いているとジュカイドから樹海の案内人をやめて遺跡の調査をする事にしてこのアルカット神殿の調査をしている所で人の気配を感じて物陰に一時的に隠れようとしたと聞いた。テール達は、ジュカイドにここに倒れているフードを被った人間達について聞いてみた。だがジュカイドは、全く知らないと答えてジュカイドが来た時にはもう倒れていたらしかった。テール達は、ジュカイドと共にこの場所を探し始めた。しばらくすると、ジェームズが祭壇の下に違和感を覚えて触ってみると目立たないように隙間がある事に気づきその隙間に手を入れるとドアになっていて下に降りる階段を見つけた。テール達がその階段を降りて行くと小さな部屋があった。中に入ってその部屋を見渡すとそこには、人間の女性らしい亡骸と人間とは違う魔族らしい亡骸があった。タリスタはその二つの亡骸の人間を知っているのか驚いていた。部屋には、二つの亡骸の他に何かが書かれた紙が置いてあった。その手紙には・・・・・・


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