三章【潜入するオルドラとリメリア】
この世界線でパルとツクレードと再会したリメリアとオルドラはカオス教の教祖について調査を始めていた。まず初めにリメリア達が向かっていたのはカオス教の元々の拠点になっていたアルカット神殿でその場所へと歩き出していた。二人がいた小屋から北に向かってちょうど中間ぐらいの距離まで向かう所でフードを被った集団がアルカット神殿の方から歩いて向かってきた。リメリアとオルドラは、そのフードを被った集団に見つからないように隠れその集団をやり過ごした。その集団の背中が遠くに行って見えなくなってから再びアルカット神殿へと歩き出した。しばらく時間が流れていってようやくアルカット神殿に辿り着いた。アルカット神殿に着くと入口にカオス教の信者が見張りをしていた。オルドラは、自分達のいる方向と反対側に石を投げた。オルドラが投げた石が落ちて音がなると見張りは地面に落ちた石の音の方向に視線を向けた。見張りの注意を逸らすと神殿の内部へと入って行った。内部に入って奥に行くと昔に見たあの光景が続いていた。あのカオス教の教えを叫ぶ集団の光景が・・・・・・リメリアとオルドラは、その光景を隠れて見ていた。しばらくの間その光景が続いたが、カオス教の教祖が現れる事がなかった。リメリアとオルドラは、アルカット神殿の内部から外へと出ると次の場所へと向かう事にした。