タリエット達の旅立ち
高度な文明がカオス=コントン=キョウ計画で滅亡した後の世界に興味を持ち始めた人間がいた。その人間はタリエットと言った。タリエットはメイトスと一緒に旅立った人間達の一人でメイトス達と新たな集落で暮らしていたが滅亡した後集落の外の世界に興味を持った人間達と集落を出ようとしていた。メイトスは必死に止めてきたがタリエットは他の仲間達と集落の外の世界へと旅立った。タリエットはその人間達のリーダーとなって滅亡後の世界のあまりにもひどい状況の中を歩き続けていた。自分達がいたあの集落を出てからしばらく歩き続けていたタリエット達は世界がひどい状況の中生活しやすい開けた場所に辿り着いた。
タリエット達集落から滅亡後の世界に出てきた集団の中には戦闘能力にたけたメリエルという人間や術の扱いにたけたマリルという人間や力の強いトルエリタなどの人間が入っていた。集団はこの開けた場所を中心にして新たな集落を作っていった。タリエット達が作った集落はその特異な能力を使い少しずつ繁栄していった。タリエット達が作った集落が後の王都アナタリアになって行くのはそれから長い月日が経ってからだった。
タリエット達が作った集落は長い月日が経ってその規模を拡大させて大きな町へと変化していた。タリエットと共にいた人間達はそれぞれ違う場所へと旅立っていったがタリエットはその場所に残って街になった場所で代表者として頑張っていた。タリエットはその特異な能力のせいなのか見た目も変わらない状態になっていた。タリエットが代表として頑張っていた町は名前をアナタリアと呼ばれさらに繁栄を極めた。そしてタリエットを代表とする町は王国へと成長していき町の人間の勧めもあって初代国王にタリエットがなる事になった。タリエットはその後王都アナタリアの初代国王としての人生が始まった。
王都アナタリアの繁栄は初代国王になったタリエットの力が大きかった。王国になって王都アナタリアに城が築かれてその城の中に国王の部屋を作った。タリエットは自分の部屋でくつろいでいたが突然何か特別な気配を感じた。タリエットはその気配がする場所を探し城の中を歩き続けた。その特別な気配は地下の方から感じていた。タリエットは気配を感じ地下へと進むと牢屋があったがその牢屋の壁から気配を感じたタリエットは兵士にその壁を壊すように指示を出した。兵士がタリエットの指示を受けて牢屋の壁を壊し終わるとそこには怪しげな靄が見えていた。だが兵士にはその靄が見えなかった。タリエットはその靄の方向に進むと靄の中へと消えていった。兵士は突然タリエットが消えた事に驚いていた。タリエットが姿を消した後も数百年の間平和な時代が続いた。