三章【アースの場所の手がかり】
魔物操る事が出来るカオス教の人間は、パルに殴られて逃げてきた後に遅れてやって来ていた他の仲間の一人にアルカット神殿に人を送ってもらうように言いに行ってもらう事にしてその他の人間は、テール達が向かうであろう学術都市オシエーテに向かう事にした。しばらくして学術都市オシエーテの近くの町に近づくとその付近でアルカット神殿からの増援を待つ事にした。一方その頃、アルカット神殿に人を送ってもらうように言いに行った人間は、ひたすら道を北に向かっていた。その人間がアルカット神殿に着くと見張りの人間が近寄ってきて奥まで案内してくれた。神殿の奥に入るとカオス教の幹部が数人集まっていた。アルカット神殿に向かった人間は、カオス教の幹部に事の次第を伝えると何人か人を出してくれることになった。アルカット神殿から数人を連れて学術都市オシエーテへと向かった。
パルは、用事が終わったのでその場から去ろうとしていた。テールは、旅の語り部が去っていくのを見て声を掛けて止めた。旅の語り部は、呼び止められた瞬間に呼び止めた人間が昔、冒険者ギルドにいた子供だとは気づいていた。テールは、旅の語り部に「アースの場所を知っているか?」と聞いてみた。すると旅の語り部は、「知っている」と答えた。テールは、旅の語り部からアースの場所を聞いた。そのアースの場所とは、昔に魔王城のあった場所だと教えてくれた。さらにその場所は今その名残しか残っていないらしい。旅の語り部は、それ以上詳しく教えてくれずに走り去った。テールは、宿屋に戻ると朝まで眠る事にした。朝になってテールは、仲間達に深夜の出来事を話し始めた。テールの話を聞いて仲間から学術都市オシエーテに行けば何か分かるかもしれないと言われて膨大な書籍がある図書館がある学術都市オシエーテに行ってみる事にした。
学術都市オシエーテの近くで待っていた人間は、増援の人間が来ると再びテール達の動きを監視する行動を再開することにした。