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伝説回帰~物語の連鎖  作者: 旅の語り部
運命は動き出す
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布を覆いし者とある人間の証言

 テール達はエントスの町を出てしばらくすると近くの洞窟に辿り着いた。その洞窟は大きな洞窟で中は奥にいくほど暗くなっていた。テール達は洞窟の奥へと入っていった。洞窟の奥へと続いている道は奥に行くほど広くなっていた。しばらくその道を何か無いか連れて行かれた人間がいないかと探しながら道なりに行くと開けた所に出ると奥の方に牢屋みたいになっている所が見えた。牢屋のような場所に慎重に近づくと魔物によって連れてこられたエントスの町の人間が閉じ込められていた。テール達は牢屋のような場所に閉じこめられていた人間達をその場所から逃すと魔物達が帰ってくるのを壁の陰に隠れながらその時を待っていた。今か今かと待ち続けていたが戻って来る気配はなかった。数日後・・・・・・魔物達はようやく戻ってきた。テール達が魔物を退治しようと隠れていた壁から向かって行こうとしたその時に魔物達と一緒に人間がやって来た。いったんその集団に向かっていく事を止めてその光景を見てみると魔物と人間は仲良く何かを話していた。何かあると思ったテール達は壁から離れて魔物と人間の前に出て行った。魔物と人間は一瞬驚いた顔をしていたが我に返り魔物と人間はこちらの方に向かって攻撃をしてきた。その様子を追ってきたツクレードは少し遠くで見ていた。テール達が戦闘態勢に入り魔物の攻撃を躱していると魔物と一緒にいた人間達がその隙をついて狙ってきた。テール達は人間にはなるべく攻撃をしたくないと思っていたので攻撃を受け流した。マールはフェアリー族の技を使って人間達の攻撃を止めようと試みた。その間にテールとジェームズは魔物へと攻撃を仕掛けた。

 ツクレードは洞窟内で行われているバトルで三人組が魔物と人間達の戦いに躊躇しているように見えていた。躊躇していることと魔物の攻撃の強さで戦いが長引いていてツクレードはその事が分かっていてこのままいくとあの三人組は負けてしまうと思って加勢するかどうか迷っていると状況は刻一刻と悪くなっていく。ツクレードは加勢することを決めて戦っている所に向かった。

 テール達が戦っていると不意に遠くの方から人影が見えてきてこちらに近づいて来ていた。近づいてきた人影は全身布で覆われていた。布に覆われた人間は魔物に近づくと一撃のもとに倒していった。あっさりと魔物を倒した布に覆われた人間は魔物を倒し終わると魔物と一緒に襲ってきた人間も倒していった。あっという間の出来事にテール達は動く事すら出来なかった。布に覆われし者はその後颯爽と去っていった。魔物との戦いが終わった後にふと見渡すと一緒に向かってきた人間が一人生き残っていた。テール達はその人間に近づいて話を聞くとその人間が話し始めた。「俺達に魔物と一緒に人間を捕まえるように言ってきた奴がいた。そしてそいつは北に行くと言っていてそいつが何者かは俺も知らない」と生き残っていた人間は答えた。テール達は生き残っていた人間の話を聞いて魔物と人間を繋いでいる奴がいる事が分かり驚きを隠せなかった。テール達は旅の語り部や魔物と人間を繋いでいる人間を追ってさらに北へと向かう為に洞窟の入口へと戻っていった。

 テール達が去っていった洞窟ではテール達と戦って生き残った人間は自分が話しかけられた人間の事を話し終わると気持ちが楽になったのかそのまま洞窟の中で少しの間ゆっくりしていたがその人間に忍び寄る複数の人影があった。その人影はカオス教の集団で集団は自分達の秘密を喋った人間を倒そうと襲いかかってきた。秘密を喋った人間は人数的には不利ではあったが最後の抵抗をして戦ったがカオス教の集団には敵わなかった。秘密を喋った人間は何回も攻撃をされて亡くなった。顔推す教の集団は先に行った者の後を追って洞窟を出て北へと向かった。

 洞窟の入口に戻って来たテール達は一度エントスの町に戻って町人に洞窟での出来事の一部始終を話した後にエントスの町を出てさらに北への道を歩きだした。


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