冒険者ギルドからエントスの町へ
次の行動を考えていたカオス教の集団はテール達がアリトリーに来る可能性が高くなってある行動へと動いていく。アリトリーの町で悪そうな人間を探して声をかけた。その人間にアリトリーの町から北に行った所にあるエントスの町で人間を魔物と一緒に襲う計画を持ち掛けると最初はためらっていた悪そうな人間はカオス教の集団話を聞くうちにこの計画にのってきた。カオス教の集団と悪そうな人間はエントスの町へと向かった。エントスの町に着いたカオス教の集団は赤い目をした魔物をエントスの町になだれ込ませた。それと同時に悪そうな人間もエントスの町に入っていきエントスの町の住人を捕まえて近くの洞窟へと連れて行った。
そんな事があったとは知らずにテールは子供の頃に行ったことのある冒険者ギルドの前にいた。目の前にある冒険者ギルドは昔行った時よりもさらに大きくなっていて看板に『ゼウス』と書かれていた。テール達は冒険者ギルド『ゼウス』の中に入って行くと大きい冒険者ギルドだけあって冒険者が溢れていて賑わっていた。テールはギルドの見覚えのある場所につくとあの時の光景を思い出していた。あの時ただ一人冒険者らしくない只ならない近寄りがたいオーラを放つ人間が椅子に座っていた。その時小さかったテールは少し興味が沸いてその人間に近づいた。周りの冒険者はあの時驚いていた。あの時はそんな事を気にせずにその人間に話しかけて「何をしているの?」と聞いたけれどその人間はその時何も言ってくれなかった。その事にめげずに一週間冒険者ギルドに通いその人間に話しかけた。冒険者らしくない人間に変化が現れて向こうから話しかけてきた。その人間は旅をしながら昔あった事を語る語り部だと言っていた。周りの冒険者もまた驚いていた。その旅の語り部が語った物語を思い出しているとギルドマスターが「あの時の子供じゃないか?」と話しかけてきた。テールはそうだと答えるとギルドマスターにアースの場所を知らないかと尋ねた。すると昔にあの時いた旅の語り部がアースという言葉を言っていた事を教えてくれた。テール達はアースの場所を知っているかもしれない旅の語り部の行方を追う事にした。ギルドマスターによると旅の語り部はあの時語り終わると町を出て北の方角に行った情報を教えてくれた。テール達はとりあえずアリトリーから北の方に向かって行く事にして今日は遅くなったので宿屋に泊まる事にした。
宿屋に泊まった次の日・・・・・・テール達はアースの場所を知っていそうな旅の語り部を追って北の方角に行く事にした。そしてまずここアリトリーから北にあるエントスの町に行く事にした。宿屋で聞いたある話を確かめに行く為だった。そのある話とは最近エントスでは人がいなくなる出来事が発生しているという噂を聞いたからだった。アリトリーからエントスの町へ向かう途中にも何人かすれ違ったが聞いた話と同じように人がいなくなるという情報をたくさん聞いてエントスの町へと歩き続けた。