コクリー戦
ゲスターが眠りについた後にタリエット達は洞窟の中に漂っていた怪しい雰囲気が消えているのに気づきそれと同時に魔王アサリゲスの封印が弱まっているのを感じていた。封印が弱まってなのかタリエット達は洞窟の先に進む道があるのに気づきその場所へと進んだ。進んで行くと入ってきた入口とは違う場所に出て来た。さらに進んで行くと横を深さのある谷が見え始めた。さらに進んで行くと消えていた怪しい雰囲気が漂っていた。タリエット達はその怪しい雰囲気がする場所を探したが目の前にそれらしい場所が見当たらなかった。『怪しい雰囲気は何処からするのか・・・・・・』タリエット達はそう呟きしばらく考えているとアリエルムが「もしかして横に見えている谷から怪しい雰囲気がするのか?」と言った。アリエルムの言葉で谷に近づいてみると確かに谷の底の方から怪しい雰囲気が漂っていた。さらに谷に近寄っていく。タリエット達は気づいていなかったがタリエット達が近寄っていったその場所は崩れやすくなっていた。もう少しもう少しと崩れる時が近づいていた。タリエット達がその場所に立ったそのすぐ後にその場所は崩れ落ちてタリエット達は谷底へと落ちて行った。
谷底に落ちたタリエット達はしばらく意識を失っていたが谷底に漂う怪しい雰囲気を感じ取って目が覚めた。目が覚めてタリエット達は谷底に漂う怪しい雰囲気が強い場所を探し始めた。谷底はかなり深く光が届かない場所で周りの様子がわからないほどだったがしばらくして怪しい雰囲気が強く漂っている場所に近づいていた。その場所に辿り着くとアサリゲスを守る人間の集団なのか複数の人間が集まっていた。「あの集団はまさかアサリゲスを守る集団か?」と呟いた後にその集団へと向かっていった。アサリゲスを守る集団はタリエット達の気配を感じてこちらに向かってきた。「お前達がアサリゲス様の世界を崩そうとする人間達か!!」そう言うとその集団は術を詠唱し始めた。タリエットとアリエルムはその集団と戦いを始めた。サタスンは少し後ろから術の詠唱を始めた。またタリエット達はアサリゲスを守る集団との戦いが始まった。術の詠唱の声が続いてサタスンと集団の術の詠唱バトルは集団の術の方が少し早く終わってしまった。集団が詠唱していた術は術を詠唱していたサタスンに向けて放たれた。サタスンは集団の術を受けて術の詠唱が出来なくなってしまった。洞窟の時とは反対の立場になってしまった。集団を代表する人間がサタスンに向かって「お前の術は戦いの邪魔になると聞いていて封じさせてもらった」と叫んだ。術を封じられたサタスンはタリエットとアリエルムと同じように集団に向かっていった。またもや人数的には不利な状況でサタスンによる術のサポートもないそんな中でもタリエット達は戦い続けた。ギリギリの戦いが続いて何とか集団の代表の人間だけに出来た。集団の代表者の人間はタリエット達に「我が名はコクリーだ!!お前達は中々やるな!!ゲスターを倒しただけはある。だが我には勝てぬ!!」と言ってタリエット達に攻撃を仕掛けてきた。コクリーの攻撃をタリエットとアリエルムがその攻撃に攻撃を合わした。サタスンは受けた術の効果が切れたのか術の詠唱を始めた。コクリーに対して二人掛かりの攻撃を仕掛けていたがコクリーは二人掛かりの攻撃をうまい事躱していた。コクリーの実力は本物でしばらく戦いが続いた。だがその戦いも終わりの時が近づいていた。術の詠唱をしていたサタスンがコクリーに向けて詠唱していた術を放った。コクリーが一瞬の隙を見せたその瞬間タリエットとアリエルムがコクリーにそれぞれ一撃を与えた。その一撃でコクリーは倒れ込んだ。