無くなった魔法の鏡
ベリオレットが時を越える術を使って時の狭間に移動して消えた後、王都アナタリアの城にあったベリオレットだけが入っていた奥の部屋に忍び込むカオス教の集団がいた。忍び込んだ集団はしばらくその奥の部屋で何かを探していた。そして目的の物が見つかったのか奥の部屋を出て王都アナタリアを去って何処かへと向かった。
ベリオレットが時を越える術を使って時を越えてから数日後、カオス教の拠点にはその事を知ったメグリアット・トクリット・タタン・ジュレイドそしてアルトンが集まっていた。カオス教の拠点に集まった幹部達でいなくなったベリオレットに代わる次のカオス教の教祖を誰にするかを話し合っていた。四人を操っていたベリオレットの呪縛が薄まっていた四人はそれぞれがお互いにカオス教の教祖になると言って争う事が多くなっていた。その四人の言い争いが激しくなっていく様子を見ていたアルトンが四人にある事を告げた。アルトンはカオス教の拠点にやって来る前に王都アナタリアに寄っていた。そこで王都アナタリアの城の中へと入り中の状況を確認して回った。ベリオレットだけが入れる奥の部屋へと入りそこにあるはずの魔法の鏡が無くなっている事に気づきその事を伝えにこのカオス教の拠点にやってきてその事を四人に伝えた。その事を知った四人はカオス教の教祖になる為にカオス教の教祖の象徴である無くなった魔法の鏡を探し始めた。