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決戦終末機構/人類最後の星

---新西暦57年---

[ナンバー01カラ08マデノ概念置換成功。コレヨリ各位ヘノ最適化及ビ実装ヲ開始シマス。]

「いよいよか。ここに至るまで、どれほどの犠牲を払ったか。」

「それも今日までだ◯◯。あの屈辱から五十数年、ついに...」

年老いた男達が語る。神による侵略、そしてそれに対抗する為の十二回に渡った試練。人類の努力が今実を結ぼうとする。

[ナンバー01カラ08マデノ最適化ニ成功。]

神を破る為の兵器。星の力を宿した七十二個の聖杯(と云っても杯の呈を成すのはごく一部だが)、同盟の所有する計十二個の内八つが素体に吸収され外装となる。

[ナンバー01カラ08マデノ実装完了。コレヨリ試験走行ヲ開始シマス。20分後ニ第7カラ第11マデノ実験棟連絡通路ヲ封鎖、隔離ヲ開始シマス。職員ハ速ヤカニ退避シテクダサイ。]

「では我々も立ち去るとしよう。君、こいつのレポートをここにも転送してくれ。」

男の1人が研究員に言いながらメモを渡す。

「ええと...ここですか？」

「ああ」

「分かりました■■■司令。」