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Grail  作者: 蜜柑箱
プロローグ
3/5

取り戻されし理想郷

■■■■年■月、人類は為政者から解放され自由となった。宙から降りてきた7機の神は各々がアメリカ、イギリス、ロシア、イラン、オーストラリア、中国、日本、これら7ヶ国の首都を消滅させた。

 7つの首都は消失し人々は悪しき為政者の束縛から解放された。我々人類はこの希望に未来を見いだし、桃源郷の実現を願い神によって支配される道を選んだ。

 ■■■■年■月、首都が消失し人類が被支配種族としての道を選択したあの日から数年が経った。首都があった場所は、今は軍により立ち入り禁止エリアとして管理されている。

 軍といってもヒトではない。全てが機械仕掛けの人形のようなものだ。ひとつひとつの個体に意思はなく、ただ本体からの命令を遂行する。これだけ聞くとデストピアのようにも思えるが、実際はそういうものではない。この自律型軍用機は街の至るところに配備され、人間のサポートをしてくれる。運動から食事の用意、治安維持に至るまで行う。あの日、人類が支配されることを選択したことは間違っていないということが日々の生活からも実感できる。まさに人が長年追い求めてやまなかったユートピアとはこの事なのだと。[とある手記より抜粋]

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