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留年になったので異世界生活することにしました  作者: 萌えがみ
第1章 うさぎさんとの出会い

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9話 うさぎさんと平凡な? 1日 その3

【たまには辛抱も大事だと常々私は思う】


 ときに油断していると、何かといろいろ

フラグを回収してしまうこともある。


 例えば、前の敵を倒したのにも関わらず、

後ろの敵プレイヤーに倒されたり、

アイテムを拾ったと思ったら

それはトラップモンスターだったりと理由は

さまざまだ。


 要するに調子に乗ったら負けってこと。

 まあそんなヘマ私しないからね。


 おっと、これ以上喋ると

本当に不幸な目にあいそうなので

一旦ここまでにしよう。


 探索を開始して数時間。

 苦戦を一切強いられず、好調にモンスターを討伐

していきクエストを順調に進める。


「最初は臭い臭い言ってたけれど

いざ倒し続けているとニオイ慣れしてくるな」

(ニオイ慣れってなんだよ)

「こっち5匹やっつけましたよ」


 向こうで手を挙げて合図を出してくる。


 腐臭が目立つけれど、

誰かが言っていた。


恐怖と興奮は共々必要だと。

そこから解放されたという

実感を同時に感じるのも大事

という話を。


 つまり辛抱しろと。


 それはそれとして

サバゲー専門ショップによくある

ガスマスクでも欲しい。

あれ異世界(ここ)ってあるのか?

 心中くだらないことにふけりながら歩いて。


「すんごい長いけどさ、次どこで溢れかえっているんだよ

ミドロンの群れ」

「とっとと宿題済ませて、報酬もらいに行きたいぜ」


 私ただの欲望の塊で草。


「もう少し行って左折……。

少し濁った箇所があるみたいなので

そこもいるみたいです」


「了解。過労働だな、これ」

「なにか言いました?」

「ふーふーなにもぉ。空耳なんじゃない?」


 真面目に、心配気味な顔をしてくれている

ところが

なんだか、申し訳ないことしたなと思った。

 対したことじゃないのに

シホさんに対する背徳感が自ずと

胸がうずく。


 なんかもしわけねぇ、そんな眉ひそめられると

すっげぇ答えにくい!


 長続きする空洞の道。

 歩き続けても終わりが中々見えず、

極端に広かった。


 ……遠くの壁にある張り紙へ視線に止まった。


えぇとなになに?

『衛生大事。掃除は怠らないように心がけよ』

って。


 完全にブーメランじゃあねえか。

こらちゃんと掃除しなさい。


「……隠す気ゼロで衛生管理悪いですよね」

「私はそれよりもこの国の未来が心配だよ」

「たしかに、同感です」


 うーんそれにしても長い。これって

ゲームでよくある

無限ループするマップではないかと

錯覚しそうなくらいに長い。


 途中、3つの分かれ道には頭悩まされる

一方で行く手を阻まれることも。


「えっとどっち?」

「真ん中にしません? こっちのほうが

わりと安定かもしれませんよ」


 確証はないはずなのに

朗らかな顔で提案してくる。


 シホさんと相談しながら、

先へと進みはしたものの

一部進んだ先が行き止まりの場所もあった。


 めんどくせえよこの場所。


 とりもなおさず


歩み続けて数時間。


 見つけては倒す、のローテでしてきたが

さすがに、そろそろ目の皮がたるみはじめてきた。


「ふわぁあ、あといくつ」

「ええとですね、この先とあと10箇所ですね。

でも順調ですよ、さすが愛理さんです。

パンチでことごとくと倒していくなんて」


「ねっとりしたあの体の感触が

なんとも言えないけど……

あとさ途中シホさん、また空腹で倒れたじゃん」


 本日の記録、おおよそ5回。


「いや死ぬかと思ったよぽちゃん

って」

「そのまま水道に落ちてしまうし!

お陰で同時に2つ処理するハメに」


 わ、私をなんだと思っているんだ。

チクショーこっちは大変だっていうのに。


「すみません。でも一石二鳥というものでは?

でも愛理さんなら大丈夫ですよね。

だって最強うさぎさんですから」


 私はこき使われている

召使いかなにかだろうか。そんな信じ切った笑顔で

振る舞われても困るんだけどな。

過労死しそう、あぁもう帰りたいよ。


「平然と振る舞うのはいいけど、私をなんだと

思っているんだよ……最強うさぎって」


 あのミドロンとかいうモンスター。

 ただでさえ、臭くて戦いづらい相手なのに、

これがまだまだ続くときたら地獄だ。

頭のネジが吹っ飛びすぎて1匹の対処すら大変。


 水路の流れる通路をひたすら進み、

探索を続ける。


 汚水の進んだ、濁りかかった流れ水からは、

小さくはあるが強烈なニオイが漂う。


 臭い。滅茶苦茶くさい。


 アンモニアの非ではない。


「と、取り敢えずさ、ちゃっちゃと済ませよう」

「そのいきです! えぇと次は……」


 文句より、まずはクエストを行うのが最優先。

 なあに大丈夫。騙されたと思ってやれば。

 うぅ……それでもくせえわ。


「でもミドロン以外いなくね? 数が少ないような

気がするんだけど」


 臭すぎて逃げたのか?


「最近この辺やけに強いモンスターが

溢れかえるようになったって話……聞きましたよ。

捕食されていなくなったんじゃ」


 食物連鎖? なにそれおいしいの。


 奥からまだまだ臭うんだよね

やつらのにおいが。あぁツレぇわ。


 驚きを隠せない自分は一言。


「……ってまじで?」


 こくり。

 漠然に。信じられない事実に私は言葉を失う。 

 つまりミドロンのせいで

他のモンスターは住めなくなった

とかそんな話か?


 シホさんは余裕な表情をみせる。

 そして軽々しく答え。


「あ、でも愛理さんなら楽勝ですよね!」

「だから褒めすぎだって!」


 当たり前のように過信すぎてない?

 うさぎさんだって人間よ。うさぎ自体は違う

けれど。


 性癖的に受け付けないものは

とことん嫌いますから。念の為断っておこう。


「確かにこの装備つえええ武器

だけど、あの臭い絶対無理だから!!」


 どう考えても、私よりも

シホさんが前に立ったほうが

いいような気が。


 よし、ここはシホさんに任せよう。

 ほらそこ「このチキン野郎!」とか言わないの。


 決してビビっているわけじゃないから!


「勿体振らなくてもいいですよ。あでも

愛理さんが戦えないなら、私が前線に出て

戦いますけど」

「神なのか仏なのか。むむむ」


 自分から出向くか。

 ……うん待てよ。

 よくよく考えたら

また腹ぺこモードでぶっ倒れるんじゃ。


 どの道私しかまともに戦えない。

 強制イベント嫌なものだぜ。


「すまんシホさん、倒れるのが怖いから

私が前に出るよ」


 結局私が戦うのか。


「なら半々で分担して戦いましょう。

そうしたら文句ありませんよね?」

「よしそれは妙案だ、そうしよう」


 そうきたか。

 どうも頭の回転は秀でている模様。


 持ちつ持たれつ


という言葉があるが、

果たして作戦どおりうまくいくか

後先心配。


「うん、なにこれ?」


 歩いていると、壁際に貼られている張り紙を1枚発見。

 どれどれ。


『お得な看板! 時々ミドロンの群れは集合して

更なる上位種が出現することがあります。

戦う冒険者はご用心を』


 ──もう私お腹いっぱいです──


 某ゲームみたいな書き方すんな。

一瞬地図か何かと期待したんだけど!



(なにが()()だよ。

悲報の間違いだろ)


 あのモンスターの上位種いるの?

 うげぇ関わりたくねえ。嫌な予感しかない

だろこれ。


「あぁ聞いたことありますよ、なんかミドロンの

上位種がいるんだとか……名前はたしか」

「し、シホさん!」


「へ?」


 目の前にミドロンの群れが再び現れた。

 私の声に、後ろを振り向くシホさん。


「いつの間にっ!?」


「ウ"ググガァァァッ!!」


 ヤツらは群がるように

気味の悪い声を上げながら、私とシホさんに

飛びかかり。


「やっべ、構えろ‼︎」

「合点‼︎」


 反発的な手際で。

 私は数匹のミドロン目がけて単射。


「こっち来んなあああぁぁああぁぁ!!」


 ミドロンはゲル状に溶けあっけなく

飛び散る。

 飛び散った一部が、

私の顔に付着して。


うわきも。


「なんのこれしき」


 抵抗するように顔を手で拭う。

 倒しても、また1匹また1匹と次々と

現れてくる。


 汚い泥水から這い出てくるように。


「そりゃねえって……」

「続々と沸いてきますよ?」


 関心している場合じゃないって。

 うげぇ。

 嗅覚がおかしくなりそうだ。


 浮かれていると、今度は後ろから。


「グゲェエェェエエ‼︎」

「やべっこっちに飛んでくる!」


 飛び上がり、私に目がけて

襲いかかってくる。

 極めて高い反発力で迫ってくるので、

少々判断が鈍る。


「任せてくださいっ」


 シホさんは俊敏な音を立て──

 自分の前に場所を移し、矛先をその

ミドロンに向けて方向転換。


 空を断つような一振りが

敵を斬り落とす。


「はっ!」


\キュイィィン/


「まだまだ続けて」


 攻撃を中継するような形で、

とりもなおさず群がる数にも。


「せいっ!」


 大胆な旋回による斬撃が

敵を一網打尽にする。


 肉片が飛び散り全て倒してしまう。

 強くない、とか過小評価している

わりに

 腕は、超立っているのは気のせいか?


 改めて思うけど、シホさんは凄いと思う。


 これ、相当訓練された『腕』だろ。

……あ狙って言ったわけじゃないからね。


 注意書きに


※彼女は特別な訓練を受けています


などとテレビでよくある

テロップでもこれは貼っておくべきか?

いやなに考えているんだ私。


 空腹になりやすいという短所

がなければ完璧なのにな。


 体力を気にして声をかける。

 また急に倒れられたら困るしね。


「凄い勢いでモンスター倒したけど、

体力大丈夫?」


 全く息を切らしてない。

 無理しているようには、見えない

が。

 唐突に空いたとか言わないよね?


 すると私の方を向いてくる。

 ……おっとベルトの効果ありかこれ。


「ええ。愛理さんが買ってくれた

このベルト、使い勝手が良いです」

「おかげでお腹もあまり空かないです」


 ふむ。

 どうやら空腹しやすい短所を、

最低限押さえることは……()()()()()ようだ。


 前よりどのくらい違うかは

わからないが。


ん、ちょい待て。


 今"あまり"


と言ったか。


 え、まだ空腹を感じやすい

境遇に立っていらっしゃる? ウソでしょ……。


ウソだと言ってくれよブラァッ!


 重い顔しながら一拍。


「今、あまりって言った?」

じゃあ、全然空いてないというわけ

じゃあないんだよね?」


(こくり)






じゃねえぇぇえええよぉ!


 これが平常運転ってあなた正気⁉︎


「ええそうですね。

前より、()()くらいになった

くらいですかね」


 ……買った意味あまりないんじゃね。


「あまり意味ないんじゃないそれ」

「体力を使いすぎなきゃ大丈夫です」


 それ死亡フラグ建築士第1級

のやつが吐くセリフだよぉッ‼︎


 だめだよ! そんなこと言ったら。

 まじで危ないよこの人!


 本当に大丈夫? 大丈夫だよね⁉︎

先はまだ長いし頼むからブっ倒れないで‼︎


 不安だけが私の頭をよぎった。


☾ ☾ ☾


 ようやく大詰めと事が進んだ。

 各場所に湧いている、ミドロン達を片っ端から駆除して

残すところあと1箇所。


 それとレベルが途中、21まで上がりました。


 あまり凄くはないと思うのだが、一応

近況報告としてね。


みんなにご報告。


 ふふ。

 この時をどれだけ待ちわびたか。

 能力の制限解除レベルに到達。


(わりと遅くも早くも感じたけれど、まあいいや)


 能力の制約がなくなったので、

使用回数を気にせず

冒険できるようになったんだけど。






 アイリ レベル21


HP 295

魔力 500

攻撃力 500

防御 295

素早さ 500







 伸び方が異常じゃあねーか。

 これもうサ終直前を控えた

ソシャゲ並の伸び方だぞ。


 急激なインフレの加速度に

目を皿にした。


(バグってレベルじゃねーぞおい!)

(まったく急激に伸びた感覚ないんだけれど!)


【あぁパーカーの仕様上、体感的に能力の

伸び縮みはほぼ感じませんよ。

逆に相手はその大きな反動を受けやすくなる

みたいな】


 あのAIさん? そんなにスペック化け物な

服作るなら、もうちょっとマシなデザイン

あったんじゃあないの?








【……】


【……】








【……AIは口笛で誤魔化そうとした】


【しかし愛理様にスベッてしまい

うまく決まらなかった。てへ】








 な、なに自演してるんだよAIさんよぉ。

 というかアンタほんとAIなん? 口調といい

言い方の滑らかが

どことなく人間よりなんですけれど!


 すると、湾曲状の循環する矢印──

読み込みマークが回転を始める。


(あ、逃げたな)




 まあいいか。

 ……でも能力は加減を考えた上で使おうと思う。

 いざという時に使う手段として。


 でないと

 ゲームがつまらなくなるでしょ。


 私の妹は問答無用で使いたがる

チート大好き娘だが、

学校では成績優秀で、私とは対照的で

余計腹立つが。今はまずおいて。


 

 気を取り直し、地下水道を探索する私達。

先ほどより数が減ってきて、

腐臭もあまりしてこなくなった。


これなら苦戦を強いられることなく、

楽して街に帰れそうだ。


「この奥ですね。ここのミドロンを倒せば

クエスト完了です」

「は、早く倒して帰ろ?」


 最深部に当たる大部屋。

 床は大きな石畳で張り巡らされており

天井を仰ぐと大きな配管が幾重にも

伸びている。


(排水用か? にしては手入れされてないせいか

コケまみれじゃんか)


 排水管とは言いがたく

環境は劣悪で不衛生さが際立っていた。

 奥に流れている放流口からは

黒緑の汚水が底へと流れている。


 おえぇ、どうやったらこうなるんだよ。

私の部屋よりも汚ねぇぞ。


 異臭はそこまでひどくないが

所々目立つニオイが鼻に付く。

 だいたいが腐敗物やら老廃物が占めている。


 ここが行き詰まりらしく、

シホさんによると残りのミドロンは

ここに身を潜めているとのこと。


「はあ。またあのモンスターやっつけるの?

 臭くてやってらんないけど」


「もう駄々こねないでくださいよ」

「それにこれやらないと

今日の収入ゼロですよ」

「それは一大事だね。そりゃあ困る。

わかった、さっさと済ませようか」


 彼女の一言で活気を取り戻す私。

やっぱり生きるためには金だよなぁ。


 足に任せ部屋中を

2人で探索し始めた。

メンドー事になりませんように。








☾ ☾ ☾







 四方を見渡しミドロンを探す。


ミドロン共よ。待っていろ。

 この愛理様が徹底的にシバいてやるからな!


 検討がつきそうな場所を、思い当たる限り探し歩く。

 道中出くわしたミドロン達は、


水の中だったりパイプ管の上や

土管の中など、複数の場所にて潜んでいた。


 ……どいつも私とシホさんが、あっさりとワンパンで倒せるぐらい

ショボい相手だったけど、お前らアレか

実力はそんなに高くない系?


 最大の攻撃はあの腐臭なだけで、他はあまり脅威ではないと。

 ドロドロに溶かす液体があるとはいえ。


 当たらなければ、どうということないんじゃない?

 って誰かが言っていた。


 故に。

 油断せず戦えば問題ないでしょ。


 しかしそれは、一時の安心におわる。


「ん? なんだあれ」


 一箇所だけ妙な場所を発見する。

 普通の水溜まりが周りにあるのにもかかわらず、

そこだけ目立つ色で異彩を放っていた。


 アニメで料理の苦手なキャラが、

無理して作った闇鍋料理みたいな禍々しい

見た目の物体A。


(言葉で伝わるかわからないが、モザイク処理いるんじゃねこれ)


 さすが異世界。

私の常識をことごとくと破壊してくるな。

 それはさておきあれは一体なんだろうか。


 さきほどあった見た水溜まりだ。


「あの溜まり場怪しく……ない?」

「…………たしかに。じゃあ近づいてみましょうか」


 そぞろそぞろ。

 相手に誘われているようにも感じるが。

 今は進むしかない。


 気にかけた場所を指さして

2人出見に行くことにする。

 なあに試しにちょっと調べるだけ。強い刺激を与えない限り

きっと大丈夫。


「ほうほう、なるほど。これはいますねどこかに」


 こくりこくりと頷くシホさんは、把握したかのように

辺りを見渡し始める。


「え、わかったの、あれだけで? シホさん洞察力ぱねぇっす」


 明晰さはやはり鋭い。

 理解力といい、判断力もズバ抜けで高い。

 伊達に冒険者をやっているわけではないようだ。


「ええと…………へ? あれは」


 彼女は何かを察知。

 水溜まりの底を見ると

なにやらの気泡が踊るような動きをしていた。


\ブクブクッブクブクッ!/


「なになに、なんなのさ?

まだ心の準備をしてないっていうのに」

「いやいや、時間は待ってくれませんって、

ちゃんと見ましょうよ。

あきらかに他の水面に浮いている泡とは違いますよね、

おかしいです」


 波立つ動きでぐちょぐちょと。

おい動くな。


「きんもい」


 私は思わず心の声が口に出す。


 だがそんな驚いている私に構わず、

鳴りを潜めていたモノは姿を練る。


「えぇいミドクソ何体でもかかってきやがれ、私とシホさんがッ!」


 液体達は一塊となり1つの生物へと姿を変える。


「は?」


 だがそいつの姿はいままで戦ってきた個体とは

訳が違った。

――そう一瞬目を疑うほどだった。


「え、え、え、ゑ?」


「まさかここまでの大きさになるなんて」


 呆然として唐突な急展開。


 部屋中を埋め尽くすぐらいに

巨大なものとなった液体からは、いまだだかつてないニオイが

私の嗅覚を狂わせてきた。



☾ ☾ ☾



【詰ませてまた詰ませるのは害悪モンスターの極み】


 異臭を放つモンスター。

 あちこち、吐瀉物や色々体に刺さっているが、

ミドロンの亜種か?


 先ほどまでの小型個体とは

比較にならないぐらいの大きさだが

コイツはいったい。


「グオオオオオオオオオオオオ!」


「次から次へと、なんなんだよコイツは」


 図鑑が起動し解説を始める


 【ミドミドロン】

 解説:たくさん集まったミドロン達が合体した姿。

通常のミドロンと違い体臭は約数倍にもおよぶ。

腕を振り下ろされるだけで、強打するほどの力もあり

戦う場合は要注意。


 合体とか聞いてねええええぞ!

 言われてみればもう

この世のものではないような

異臭が。


うっもう言葉では

表せないほどの強烈なニオイだ。


 なんとかせねば。

とりあえずしかけて。


「愛理さん、うかつな行動はしないほうが」


 心配してくれてるシホさんの

言葉に耳を貸さず体勢を取り出す。


「ふん、少しでかくなったからって調子のんじゃねーぞ!」


 肩に掛けていた銃を構えて、

著大なミドミドロンを標的にし銃弾を狙撃。


バンッ!


 放った大きな火球は

目にも留まらない速さで飛ぶ。


 銃弾がヤツの体に命中し破裂。

 黒煙で辺りが見えなくなるが、飛び散ったような

音が聞こえたので歯応えは……

あったはず。


「はいざまぁ!」


 倒したかのように思えたが。


 シホさんは飛び散った

ミドミドロンの断片を指さす。……? 動いている?

 

「あ、愛理さんよく見てください

ミドミドロンの破片を。倒したはずなのに動いています」


 それはぬか喜びで終わる。


「え? ………………うっそやろ」


 弾け飛んだミドロンの残骸。


 それがまた一塊に集まり。

体を尋常ではない速度で再生させ。


 まるでミミズやウジの

ように活発に動いていた。


 気づけば敵の体は、

何事もなかったかのように元通り。

 そしてまた再び、目の前に姿を現す。


「なッ」


 おまけに。

 放った銃弾は、体内へと吸収されてしまった。

 いや取り込んだ、と言ったほうが

正しいか? 残った火の部分を食べてあっさり

と消化。


(スペック、化け物すぎだろ……コイツ)


「ミドミドロンは、火に強い耐性を持っているんですよ。

だからそんな攻撃じゃビクともしません」

「再生スピードも並外れです。半端な攻撃では

倒れてくれません」


 タフクソだろ、冗談もいいかげんにしろ。


「「いや早く言ってそれ! いや突っ走ったのは私か」」


 説明乙。ならこれで一体どうやって戦えばいいんだよ。


「攻撃来ます、愛理さん!」

「なっ、いつのまに⁉︎」


 走り回る私達の後ろを襲ってくるのは。

 巨大なミドミドロンの振り腕。


 こちらの体が覆い被さるほどの大きな影。

 気がつくと鼻を突き合わせるくらい

距離が近くなっていた。


「まずい!」


 瞬間的な加速で緊急回避。

振り下ろされた腕は、地面へと叩きつけられ

つんざくような激しい音が鳴り響く。


 バシン! バシン! ズドドドドドドドドン!


 うるせえ。

 パーカーチェンジ……といきたいところだが

ダメだ、時差的に無理がある。


 ……なら、昔のとあるゲームでよくやった

戦法ならどうだ。


「うぉおおぉおおおぉおおおおッ! メニュー閉じメニュー閉じ

メニュー閉じメニュー閉じ!メニュー閉じぃぃぃぃぃぃいいいッ!」


 と間髪入れず

メニューの開き閉じをひたすら繰り返してみる。

 俗に言うポーズ状態の時差を利用した、1つの時間操作

みたいなものだが。なんだっけ。


(んな、今考えてる場合か、仲宮愛理!)


 敵の攻撃を大縄飛びのごとく、

果敢に避けているとシホさんが

近くに立ち、横で作戦を提案してくる。


 こんな時に一体なんなんだよ。


 まさかまた腹が減ったとか……言わないでよね!

頼むから。


 つうか、


今、非常に危険だというのにどうしてそんな

笑顔で平然と。

しかも当たり前のように見向きもせず

避けているけれど。アンタ反射神経

どうなってんのさ!


「倒せないこともないですが……やってみます?」


 豪快なミドミドロンの攻撃を彼女は

猛スピードで避けながら人差し指を上げる。


 なに? その余裕そうなにこにことした表情は。


「っ! せいッ! せいッ!」

「よっ、よっ、よっと! おわっちっ」


 シホさんと私は、振られたミドロンの攻撃を

縄跳びのように飛び上がりかわし、


またかわしの繰り返し。


 でも水の中には落ちるなよ?


「避けながら話すという

玄人向けの荒業をするというものをやっているが……

え、あるの」

「たしか、斬撃には弱かったはずです。

なので、強い打撃系の攻撃を食らわせられれば」


 どおりで倒せないわけだ。なら銃じゃなくて

剣で倒してみるか。いや私まだ持ってない

んだけど!


 でもどうやって。


 ……しかたない。


「シホさん足止めできる?」


 bのサインを出す彼女。


 問題ない。

 わかった、わかったよ。

いっちょやってみようぜ!


「勿論ですよ、あの攻撃くらいで

へばることないですよ!」

「え‼ 大丈夫この小説触手プレイみたいな

演出含まれてはいないと思うけど、

大丈夫本当にそれ信じていいんだよね!?」


「ショクシュプレイ? っていうのはよくわかりませんが

動きがノロいんで避けることも簡単ですよ」


 時間稼ぎは可能。

なら任せてみよう。


 あ、何度も言うようだけれど、

ぶっ倒れるだけは勘弁してね。


「お願いねシホさん! 後で美味しい料理ごちそうするから!」

「それは楽しみですね! では頼まれました!」


 外周を高速で駆け回りだす私。

 上に付いた、立てるぐらいの管

もうまく利用して探る。


(なにか、使えそうな物はあるか?)


 と走るのをやめ、片手に持つ盾で

敵の攻撃を受け止めるシホさん。


「……っ! さあ愛理さん、とんでもない策

頼みましたよ!」

「いやあの技使……」


 ――言葉を濁らせる。


(なぜだ、なぜ使わない?)


 シホさんの使う()なら、あの巨大な敵倒せるんじゃない?


この間見た技を、使ってほしい

ところだけど、なんでだろう。


 走り見回しながら考える。


(空洞広いな。自由に走り回れる空間……

空間……空間。広い、広……

うん?)


 ……そうか。

 この部屋、たしかに広い。


 広くあり、国の地下道だ。

 そんな地下道で彼女のあの強大な技を打てば。

 大きな被害は避けられないだろう。


 彼女があの技を使わない理由が

だいたい理解できた。

 国を壊さないようにとあえて使わず。

なるほどね。


(へっ、優しさも相まって最強かよ)


シホさんなんていい人なんだ。


「んじゃ始めようか」


 ミドミドロンから間合いを取る。

 シホさんが攻撃を食い止めている間に


メニューを開き、パーカーの一覧を開く。


 ノーマルラビットパーカーを選んで、

フォームチェンジのかけ声を口にする。


「ラビットパーカーチェンジ!」


 (だから、なんでいちいち言わないといけないのさ。マジではずい)


 白いパーカーへと変わり、即座に私は念じ始め。

 脳裏で剣を思い浮かべた。


 RPGで勇者が持ってい

そうな強い剣。一際強そうな武器が理想だ。


 魔王かなんか強い相手でも、一撃で葬れそうな武器。

よしこれで決まりだ。


 すると手元が輝きだして、淡い光とともに

大きな剣状のものが粉体を覆い出現。



即座に燐光が弾け飛ぶと

立派で大きな剣が出てきた。


 所々、金のラインが特徴的で

柄の部分に高価で堅牢そうな宝飾

らしき物がついている。


 先端に伸びるのは白銀の刃。

そこに引くよう描かれた金色の装飾線。


 いかにも強さに恥じなさそうな

見た目をした剣だった。


 物騒だな、私が持つにしては

ややお門違いに気がして。いやいや迷っている

場合じゃないだろう。


(うん、勇者の剣だなこれ……若干重い)


 そして、再びアサルトラビットパーカーに戻し。

 再び赤い外套を身にまとう。


「ラビットパーカーチェンジ!」


 もうこの能力も共有能力にしろや。

 はずいし面倒くさい。


 一目散に攻撃を受け止め、

 必死で耐えているシホさんの元へと

駆け寄り。


「待たせたね。これで大丈夫だね」

「その立派な剣はどこから?

でもそれならかてそうですね。……そうとなれば」


 すると彼女の手足へと伸びた、

ミドミドロンを手ごと、底知れぬ馬鹿力で引き裂き

遠くへと投げ飛ばした。


「グガォゴロロォオオッ!」


 刃先を相手に向けると

眉をしかめ、届く範囲の声で言う。


「いたちごっこはそろそろ

おわりにしましょうか」


 ドスン!


 相変わらず、すげえ力だなおい。


「ちなみにこれ……私が創造したやつ」

「それはどういう……いえ

今はそんなことよりも」


 ちんぷんかんなシホさんはさておき、

起き上がるミドミドロンは大きな口を開け

こちらを威嚇する。


「ぐがあああああああああ!」


 臭いが気になるところだが我慢我慢。 


「じゃあさっさと倒すよ」


 声を掛け合図をだす。

 私がその勇者が持っていそうな剣? 


を持ち身構えようとしたその時。

 UIのメッセージウィンドウが開く。


「んだよ、今いいところなのに……

…………ってえ?」


 なにゆえ。


 その画面上の

テキストから衝撃の、思いも寄らない

仕様が書かれていた。








☾ ☾ ☾









【買ったゲームの説明書はプレイする前によく読もう】


 耳を疑いたくなるようなパンチの効いた一文。






「へ? 今なんと」


















【装備できません】








【この防具では剣を装備できません】








「「んなクソ仕様聞いてねえぞぉおおぉぉおおおっ!!」」



 地団駄を踏む。


 …………まさか、

防具によって装備できる武器が違うのか?


 改めて防具の説明欄を確認。

 そこに装備できる武器書いてあった。


【アサルトラビットパーカー】

 装備可能な武器【銃、弓、ボウガン等の遠距離射撃ができる

武器()()()


 ゲームにもよく書いてあるじゃあないか。

 ちゃんと説明書は読みましょうと。


 うわぁないわこれ。額に手を当て嘆息を1つ。

 ノーマルパーカーは非力の為、これといって

目立った能力はついていない。


 それに力及ばず……うん力?


「どうしたんですか? その剣使えるんじゃ……」

「ごめんシホさん、やっぱいいや」


 呆れた私は「ぽいっ」と適当な場所へと

放り投げた。


(イラネ)


「ちょっと愛理さん⁉ 捨てるってなんてことしてるんですかっ」

「そんな……ではさっきの時間は一体!」

「悪い気が変わった……ってイタタタ!

ゆっ揺らさないでっ」


 慌てふためき、動揺しはじめるシホさん。

そして私の肩を掴んで上下に揺らし。


 痛いってあんたの力で掴まれると

不可抗力する前に肩砕けちゃうから!

手のひらを軽く出し押すと、退き解いてくれる。


「え、何か理由でも?」


あぁ、死ぬかと死ぬかと思った!


「残念だけど、私には装備できないみたい。

だからその剣シホさんにアレあげるよ」



 装備できないので、シホさんにあげるスタイル。


 この剣は彼女がきっと有効活用してくれるはず。

 ……昔からよく言われている(いにしえ)の言葉があるよね


あの言葉が。


『説明書はよく読め』


 という言葉が。

 でも私は物理的に覚える派だったから、

説明書は面倒くさくて、全くと言っていいほど

読んでなかった。


 そんな脳筋な私が。この状況を打破する作戦は。


「あ、ありがとうございます……ってそんな装備でいったいどうして

あの敵を倒すっていうんですか。銃を片手に何を」

「こうするの、任せておけよぉ」


 再びフォームチェンジの合い言葉。

 ノーマルへと変更。

 そしてゆっくりと歩き、ミドミドロンの方へと

距離を詰めていく。


 なんの補正も持っていない無知な防具だが、それでも全く使えない

という訳ではない。

 そう単純に狙撃が効かないだけ。


 斬撃ねぇ。

 非力とはいうものの、力は並のモンスター以上だ。

 きっと巨大モンスターとも引けを取らない

ぐらい高性能


なはず。



 なぜならドラゴンを隕石で倒せる

ぐらいの力がある。ならこんなヤツを倒せない方がおかしいと思う。


(能力使って強行突破だ、あとでズルだとか

文句言うんじゃあねえぞ)


 念じて能力を調整。


 攻撃力増強100倍、持つ物の重力を5トン以上に。

……自身に掛かる重力を無効化。


「ぐが?」


 なにが起きているのか飲み込めていない

ミドミドロン。

 頭を傾けてこちらの動きをうかがっているが。


 殺気を感じているのか、やや焦り気味な様子を

している。


「ふん、今からそのデカい図体

粉々にしてやるぜ!」


 再びアサルトラビットパーカーへ。

 ラビット・ライフルを両手でハンマーの様に持ち上げ、


「おーうらぁッ!!」

「グガガガ――ッ!!」


天井に振りかざした。

 これでよし。


 漫画の世界かっつーの。

 けどミドミドロンとかいうデカブツを、

これでぶっ潰せば全く文句ないよね。


「さてしばきの時間だよヘビー」


 ドドドドドドドッ。


「なんか響いていますよ! ……って愛理さん?」


 敵の背後に回り、持っている銃を振り回す。


「ごらぁ!」

「グッガッ!!」


 突風から繰り出されたのは、ラビット・ライフルからのぶん回し。

重心のかかっていそうな銃は角度を曲げず

そのままミドミドロンの方へと直撃。


ドズズズズズズッ!!


 するとミドミドロンは銃により持ち上げられ

野球ボールの如く、壁へと突き飛ばされる。


「ぐがああああああ!」


 体を溶かし再び体を再生させようとするが。


「図体がでかいわりには大したことねえんだな!」


 即座にステップを踏みながら移動。

自己再生が終わる前の数秒、ミドミドロンより早く近寄る。


(間に合えッ!)


 スピードのバフも極限まで上げた。

極限といっても感覚がわからないぐらい

上昇させたから、うまく制御できるかは

保証できない。


「……」


 体がどこまで持つのだろう。


 身が風をかき消すように迅速。

 八方、交錯するように移動し

散りばめられたミドミドロンを。


「はっ、はっ、はっ!」


 私は寄せ集まる破片を銃で焼き尽くす。


 火球の熱さに耐えられず

動く力はおろか、再び再生することはなく

そのまま蒸発して溶ける。


 不完全な状態となり、先ほどの大きさより

私の背と並ぶくらいの高さへ

と小さくなっていた。


 鼻で笑うように堂々と言った。


「へっ、ずいぶん小さくなったじゃねえか、

クソザコ野郎」


 敵は怯えて危険だと感づいたのか、

泥鉄砲を口から連射して攻撃してくる。


「遅い遅い遅い遅い遅オォーイ!

なんだよ、そのへなちょこな攻撃はよ

全然当たってねえぞ!」


 軽々とかわす。


 的の攻撃は弱々しく、

撃つ度に勢いが沈んでいくように見えた。


ついには吐き出した球が自分の足下に落ちる

ぐらいに攻撃速度が減少。


「おわりだっ!」


たこ殴りするように

十字を描き叩く。


 崩れゆく敵の体。

 ミドミドロンは、

もはや潰されたペーストのようになり。姿形そのものが、

ついにほぼなくなりかけていた。



 おう哀れ哀れ。


 ぐにゃ、ぐにゃ、ぐにゃ、ぐにゃぐにゃにゃにゃにゃ……。

 変な音聞かさせられてとても嫌な気分。


 もうすでに水溜まりぐらいの

大きさしかない。


「ウガガ…………」


 にやりと微笑みを私は浮かべ。


トドメ。


「クソヘドロ野郎が! 沼に帰りやがれ!」


 手にミドミドロンだった物を宙に放り投げ。


 体は空中を漂いながら、私の撃った最後の

火球を受け跡形もなく散った。



☾ ☾ ☾



 クエストの報酬を貰い、今日はシホさんと2人で食事をとっていた。


 雀の涙程度の報酬だけど、妙に今日の飯が

うまいのはなぜだろう。


 自然と頬から涙が溢れてくる。


「愛理さん、なんで泣いているんですか?」

「シホさん、私はこれほど飯が美味しいと

感じたことはない。これが初めてだよ」


 困惑するシホさんは、よそ見しながら

生返事。


「は、はあ」


 ポーカーフェイスの練習でもしようかな。

 一拍おいて。


「でも壮観でしたよ、飛び回りながら相手を倒すなんて。

……とても真似できるようなレベルじゃないです」


 シホさんならその気にでもなれば、すぐできそうな

イメージしかないんだが。


なりそうで怖い。


 少し羨ましがられている?

 言っとくけど、大したことやってないからね私。


「決めたよシホさん、私は食う為に冒険者続けるよ」

「ちゃんと冒険もしましょうよ。

フードファイターなんて愛理さんに合ってないと思います!」


「そんな堂々と否定されたら、意欲ってものが失せてくるよ!

わかった、やるちゃんと冒険者もやるから!」


 で、ですよね。食う為に冒険するって。

 もうそれサラリーマンと同じじゃん。

 人間食べ物食うのは当たり前なのに何言っているんだ私は。


「冗談だよ、それとさこれからも一緒に冒険してくれるかな?」


 正直、この腹ぺこお姉さんには手間を掛け

させられる部分もある。

 それでも1人でいるよりかは全然マシだと思った。


 共に泣いたり、笑ったり、時には喧嘩したり。

親とは全然、こんな経験したことさえなかった。


 なので彼女とはそういう、楽しく感じられるごく普通な

毎日をこの異世界で過ごしてきたいと

心の底考えていたりしている。


 本当。

 昔友達と、何人何回も絶好した(やつ)

が考えることとは思えないものだが。


「何言っているんですか、当然じゃないですか。

私達は仲間なんですから」

「シホさん……」


 彼女は手を差し伸ばす。

 応じるように掴み取ると揺さぶり

握手する。


互いに笑い合い、信頼関係を再確認したあと。


「これからもよろしくお願いしますね。愛理さん!」


 留年ねぇ。


 最初は天からのバチが当たったとも思ったが。

 悪くない、思いふけながらふと

私は口を歪ませて笑う。


 留年から始まった私の第2の人生。

 善悪どちらで捉えるべきか、今はわからないけど。


これもありか。

学校より全然楽しい所だし異世界(ここ)は。


「こちらこそよろしくね、シホさん」


 私が彼女の手を握ると、

シホさんは満足そうな笑顔で微笑んだ。


















「あ、あとシホさんムードぶち壊して悪いと思うけど」















「はい?」











「「痛いからもうちょっと力加減して‼ あいたたたたたたたた」」


「「ふぇえええ⁉ すみません愛理さん、というか今

なっちゃいけない音なりましたよ?(ゴキッ)」


「「だから力強く握らないでってぇぇぇぇぇぇ‼」」


 先は険しそうだな、私の異世界ライフ。

読んでくださりありがとうございました。

さてこちらも久々の更新となりましたが、読んでくださっている皆様ご無沙汰しておりますもえがみです。

最終的にこんなとんでもない耐性を持った化け物をどうやって倒そうかとリアルの私も愛理さんと同じ気持ちで文を打って(戦っていた)いました。

シホさんは満腹少女の為、迂闊に動かしてしまうとすぐぶっ倒れて鼬ごっこ状態になるため、正直板挟み状態でした。

なら銃を振り回して打撃武器の代わりにして倒せばよくないと思い切って書いてみました。

突拍子もない本当子供じみた発想でしたが、我ながらこれはこれで面白いなと書いていて思った次第です。はい。

さて次の更新は来週ですかね。また気長に待ってくださると嬉しいです。

あと私に感想を下さっている読者の皆様、本当にありがとうございます。こちらとしては大変嬉しく感じますので、これからもどしどし感想を書きたいと言う方は、私のモチベーションの励みになるので書いて下さると嬉しいです。待っています。

それでは皆様次回またお目にかかりましょう。それでは!

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