前へ目次 次へ 37/40 桃太郎の両親 むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんと桃太郎がいました。 「ねえ、おばあさん」 「なんだい? 桃太郎や」 「僕のお母さんは、どこに居るの?」 「すまんのう桃太郎や…」 二人は顔を伏せ泣き崩れてしまいました。 ですが、桃太郎は大人の対応で平然としたものです。 「それじゃ、お父さんは?」 その質問に、二人の顔色はパッと明るくなりました。 「お前のお父さんは、今も元気だよ」 「今でも大きな桃相手に腰を振ってるよ」