前へ目次 次へ 36/40 一寸法師、その後 オレは、邪悪なる鬼を退治し、姫を守ることができた。 姫は、残された打ち出の小槌を使い、小さかった俺を立派な若者にしてくれた。 見つめあう若い二人。 「……ああ、なんて美しい姫君だろう」 瞳を見つめ、思わずつぶやいた。 「そなたこそ、なんと凛々しい姿じゃ」 雰囲気を察した姫の父君に許しを得、二人は結ばれた。 その夜、二人が愛を確かめ合った後。 姫が閨でぼそりと呟いた。 「もう少し、小槌で大きくしておけば良かったのう」