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犬男、猫女


 街の片隅。小洒落たバーで女と会話する。

「あなたって、犬みたいに忠実な人ね」

「そうかい? 少し生真面目すぎて嫌になるけど…… 君は猫っぽいところがあると思うよ」

「うそ! それ見た目で判断してない? 本当の私は好きになったら一途で、ひたむきにその人に尽くすタイプなのよ」

 ふふふ。と妖しげな目つきで見つめ、グラスのキャッツアイを一口のどに流し込むと、彼女は続けた。


「でも何故か女友達には、泥棒猫って言われるのよね」


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