前へ目次 次へ 20/40 正義よ、故郷を見よ! 廃墟と化した街。 住民たちはビル影に潜み息を殺していた。 「正しいのは俺たちだぜ、違うか!」 一人の青年がそう叫び、短機関銃を手に駆け出した。 遠くで乱射された銃声が鳴り響き―― そして沈黙。 老兵がつぶやく。 「正義と酒は似ている」 酔うと気持ちいい。みんなで騒げば楽しい。 が、時には酔っ払い同志のいざこざもある。 それに、素面の人間からすれば、近づかれるとハタ迷惑。 「で、最後に、二日酔いの後味の悪さが待っている」